ユズは胃腸の調子を整え、体を温め、疲労回復にも良い日本の和ハーブ。 普通の柚子でも同じように作れます。 無農薬の庭で育てた「花柚」の実で作るこのユズ酒はナチュラルで砂糖より糖質(GI値)の低いハチミツ入り。 まろやかさが友人たちにも好評。
果皮に香りのモト(精油成分)が含まれるが、皮は長期間漬けていると苦味が強くなるので、 10日位で必ず先に出すため、だし用パックに入れてから漬けると取り出しが楽です。 漬け込まずに残った皮は、刻んで冷凍したり干して保存すれば料理に使えます。
柚子の実はぬるま湯か水に漬け、スポンジで優しく洗い 表面の汚れを落としてザルなどにあげ、 1玉ずつペーパータオルで水気を拭く
ワタは苦味が強いので、果皮は、白いワタの部分を果肉側に残し、 皮にあまりつかないように包丁で薄くむく (リンゴのようにクルクルむいたほうがワタが残りにくい)
むいた皮のうち5~6割程度(花柚30個使用なら15個分など)を果肉と一緒に果実酒に漬け込むので、 果皮に少し残った白い部分も、目立つ所は 包丁の刃元などで出来るだけ取り、ダシパックなどに入れる
白いワタの部分をむき、果肉がむき出しになる状態にする。 花柚は小さいので丸ごと漬けるが、普通の柚子の実なら横1/2に切ってから漬ける (写真のような六方むきでなく、果皮と同じようにクルクルむいても良い)
果実酒用の容器に「むいた果肉」「ダシパックに入れた果皮」 「ハチミツ」「ホワイトリカー 35°」を入れて漬ける
7日~10日後、果皮の入ったダシパックを取り出す。 この時、果皮の香りと黄色い色は果実酒に出ている。 果皮を長期間漬けると、どんどん苦味が強くなるので 10日以内に取り出す。
菜箸などで底に溜まったハチミツをゆっくり混ぜて溶かし、 3ヶ月以上漬ければ出来上がり。 気になるかたは、3ヶ月で果肉を取り出し、漉して保存しても
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宮本 明美 (らいむ)
◆調理師 ハーブインストラクター 料理教室主宰◆ハーブに恋する お家ごはん研究家◆ ヘルシーでバランス良く、おいしい《お家ごはん》で心も体も元気に! をモットーに、東京の自宅で【料理教室シトラスブーケ】主宰。 「ハーブ&スパイスでおもてなし料理」「お家で楽しめるタイ料理」クラス。 無農薬・有機肥料で育てる百数十種類のハーブと、 自家製ハーブティーがお迎えする癒しのレッスン開催。