涼し気な見た目、寒天と白餡のサラッとした口どけ。じっととした梅雨の時期にぴったりな、紫陽花を模した風情のある和菓子。 「作るの大変そー(;´Д`)」と、思うなかれ!白餡と寒天さえあれば、とっても簡単にできちゃいますよ。差し入れにも喜ばれます。お子さんと一緒に作ったりしてもいいかもですね。
・色付けは【淡い色】がオススメです。濃すぎると涼しげな風情がなくなってしまうので、食用色素を入れる時は少しづつ様子を見ながら足して下さい。 ・寒天は多めの分量なので余ります。細かく刻んで寒天ゼリーとして楽しんで下さい。
【寒天液を作る】 鍋に水を入れ、粉末寒天を加え混ぜ溶かす。混ぜながら火にかけ、沸騰してきたら中火にして、2分茹でる。 今回は3色の寒天を作るので、寒天液を3等分にして容器に入れる。
【色付けする】 それぞれの寒天液に爪楊枝で少量の食用色素(赤・青)を必ず「少しづつ」加え混ぜ溶かし、色合いを確認しながら色付けをする。濃い色にならない様に注意! 色合いの目安 ①食用色素・青→水色 ②食用色素・赤→ピンク色 ③食用色素・青多め+赤少なめ→藤色 バットに流し入れ、冷蔵庫で1時間冷やし固める。 ※後で細かく刻むので気泡が入っても大丈夫です。
【寒天を刻む】 ❷が固まったら、それぞれを5mm角程度のさいの目切りにする。
【成形する】 白餡を1つ30gぐらいのボール状に丸め、計10個作る。 手やラップの上に❸の寒天をのせ、その上に丸めた白餡を置き、優しく握って、白餡に寒天を付ける。 ※強く握ると白餡が潰れてしまうので注意! ※寒天がくっつかなかった部分は、後から寒天を足して下さい。
【アレンジ01】 寒天は単色だけでも美しいですが、白餡につける時に色を混ぜても素敵ですよ。 ちなみに画像の手前はピンク色をベースに、藤色をランダムに散らしています。
【アレンジ02】 寒天を茶こしでこせば、繊細な印象の紫陽花に。寒天の形状を変えるだけで、雰囲気がガラッと変わります。細かくした分、口どけはこちらの方がいいですよ。 ※手前は水色をベースに藤色の寒天を混ぜています。
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三浦ユーク
料理研究家・sopa i vida 統括兼メニュー開発責任者・元寿司職人(アメリカ)
料理研究家、sopa i vida 統括兼メニュー開発責任者、元寿司職人(アメリカ) テレビ番組フードコーディネート、料理動画監修、企業レシピ考案、レストランメニュー開発、コラム執筆、料理教室、食イベントへの出演等。 得意ジャンルは、ちょっと気の利いたお酒のおつまみや居酒屋メニュー。 料理を作る時のモットーは「調和とアクセント」。全体のバランスを考えつつも、香り・食感・味覚を刺激するアクセントを加えることを意識しています。 料理は表現であり、感動と幸せを提供できる「エンターテインメント」だという想いで活動しています。作っていただいたレシピが「家庭の味」になり、代々受け継がれる様な愛されるレシピ作りを目指しています。