「カジュアルワンプレート」がおすすめなわけ
おせち料理といえば、重箱を用意して、いろいろな料理を作って…と、少しハードルを高く感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、「カジュアルワンプレート」のおせち。一枚のお皿におせちの食材を少しずつ盛り付けして、手軽におせち料理を楽しむスタイルです。
重箱がお家にない方や、「たくさんの食材の準備は大変だけど、ちょっとおせち気分を味わいたい」という方にもおすすめ。おせち料理の中で好きな食材を厳選して、ワンプレートに飾ればきれいに仕上がるのが魅力です。
重箱とは違うカジュアル感で、おせち以外のさまざまな料理と一緒にパーティーメニュー感覚で楽しめるのも良いところ。おせちを食べきれず、余らせてしまいがちなご家庭にもおすすめです。
肩ひじを張っていろいろな食材を準備しなくても、既製品を使ってもOK。センス良くおしゃれに仕上げるコツをお教えします!
ワンプレートおせちを盛り付けしてみよう!
それでは実際に、ワンプレートおせちの盛り付け方を見てみましょう!
盛り付けるお皿は、洋風のものでも和風のものでもOK。食卓に並ぶ他のメニューや、一緒にいただくお酒の種類にあわせてお皿を選んでみましょう。
お皿の色(白系、黒系など)や素材によっても、雰囲気は変わってきます。朱色のお盆ふうのものや、木製のプレートなどを使ってみても楽しいですね。
基本の盛り付けルールって?
ワンプレートおせちの盛り付けは、基本のルールをおさえておけば簡単におしゃれな一皿を演出できます。
ルール1.品数は吉数と言われる奇数に
お皿に盛るおせちの品数は、3品、5品、7品というふうに、陰陽道で縁起の良い吉数とされる奇数にするとバランスが良いです。他の料理の量や人数によって品数を考えてみましょう。
好きな料理を選ぶだけでなく、全体の色合いも考えてチョイスすると良いですね。
ルール2.小鉢やグラスなどの小物を活用
黒豆や栗きんとん、佃煮などは、小鉢やグラスに入れてお皿にのせると洗練されたイメージに。汁気が流れたり、味や色が他の食材に移ったりするのも防げます。
レンゲやスプーン、おちょこやお弁当用カップなどを使ってもかわいいですよ! 100円ショップなどでも、かわいいものが手に入るので、ぜひ探してみて!
ルール3.盛り付ける前にシミュレーションを
いきなりお皿に盛り付けるのでなく、何をどこに置くのか、あらかじめシミュレーションしてみましょう。盛り付けが苦手な人はメモに簡単な図を描いてみると考えやすいですよ。
食材と食材をくっつけないように、お皿の余白を多めにとると高級感が出ます。また、栗きんとんと伊達巻など、似た色のものは離して置くようにしましょう。
その他の配置のコツは、以下のルールを参考にしてくださいね。
ルール4.高さのあるものは奥に、平らなものは手前に
盛り付ける食材のうち、高さのあるものは奥に、平らなものは手前に置くとバランスが良くなります。手前の中央にはメインの料理を置くようにします。配置を決めたら、奥から順番に盛り付けていきましょう。
すべての食材をペッタリと平面的に置くのでなく、立体的に盛ると、より華やかに見えますよ。
ルール5.飾り葉を使い、緑色をアクセントに
おせちの盛り付けで、あるとないとで大きな差が出るのが「飾り葉」。
松の葉や南天、笹の葉、ハランなどの飾り葉を使うと、見た目がグッと華やかになります。
大きな飾り葉はお皿に敷いたり、はさみで切ってカーブをつけたり、切り込みを入れて巻き込んだりするのもおすすめ。小さな飾り葉は、盛り付けの最後にバランスを見て添えていきましょう。
ちなみに飾り葉は、お皿の真ん中には置かないほうが全体のバランスが良くなります。お皿から葉が少し出るように飾ると、動きが出て素敵です。
飾り葉は、年末年始はスーパーなどで入手できることもありますが、お花屋さんにあるものや、屋外で自生しているものを使うのも良いでしょう。また、ディルなどのハーブを使うと、和洋折衷の雰囲気を楽しめますよ。
ワンプレートおせちには、こだわり原料の食材を
カジュアルワンプレートのおせちは、一皿に盛り付ける料理を厳選するからこそ、食材の味や質にこだわりたいですね。
一正蒲鉾のおせち食材は、選び抜かれた原料・素材が自慢。日本各地から選りすぐった、100%国産原料で作られた紅白かまぼこ、伊達巻、錦玉子は、自然でやさしい風味が特徴です。
シンプルなのに上質さを感じさせるワンプレートおせちには、素材と風味にこだわった一正蒲鉾の食材がぴったり。その深い味わいを、ぜひお楽しみくださいね。
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監修:高橋善郎
ライター:松本すみれ
編集協力:一正蒲鉾株式会社