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    • 公開日2020/01/16
    • 更新日2020/01/16
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    無水調理ができる鍋ってどんなもの?徹底比較してみた!

    無水調理は、水分をほとんど加えずに茹でたり煮込んだりする調理法。無水調理ができる鍋は食材が持っている水分をうまく活用して火を通していくので、うま味が逃げず、食材本来の味わいを楽しめます。そんな特別な鍋ですが、使い方は普通の鍋とほとんど一緒! 特徴や適した料理とともにおすすめの鍋を紹介します。

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    無水調理ができる鍋ってどんなもの?徹底比較してみた!

     

    本当に水がなくてもOK?無水調理ができる鍋の特徴

    無水調理ができる鍋とはその名の通り、「水のいらない鍋」のことです。蒸し野菜も煮込み料理も、余計な水は加えず、素材と調味料だけで調理。食材から出る水分を逃さず使うため、うま味と栄養が凝縮された美味しさを楽しむことができます。

     

    水が無くても調理できる理由

    ではなぜ、水を加える必要がないのでしょうか?

    食材には水分が含まれており、加熱されるとその水分がじんわり外に出てきます。無水調理ができる鍋は蓋と鍋の隙間をしっかりと塞ぐことで密閉し、水蒸気で「ウォーターシール」と呼ばれる水の膜を形成。より気密性の高い状態で食材から出る水分を循環させます。そのため、水が無くてもで調理ができるのです。

     

    いつもの鍋のように使える手軽さも魅力

    密閉して調理する仕組みは圧力鍋と似ていますが、無水調理ができる鍋では水蒸気の膨張で発生する圧力が適度に抜けるため、鍋の内部が高圧になることはありません。圧力鍋のように時短料理ができるわけではありませんが、加熱途中で味の調節やちょっと手を加えるなど、いつものお鍋感覚で手軽に使えます。

     

    エコな調理道具

    余計な水を加えないので、当然使用する調味料も少なくすることができます。また、高い熱伝導率と保温性で、余熱調理による省エネも叶えてくれます。

     

    無水調理がおすすめの料理は?

    無水調理ができる鍋は多様な使い方ができますが、特に野菜を洗った後の水分だけで火を通す“蒸し茹で”は、その実力をハッキリ実感できます。

    通常、青菜を茹でると湯が色づきますが、これは色素と一緒にうま味や栄養素も溶け出してしまっている証拠。余計な水を使わない無水調理なら素材のうま味を閉じ込め、ビタミンCなど水溶性栄養素の流出も最小限に抑えられます。

    また、素材のうま味が濃く出るため、煮込みやスープなどはだしを使わなくても美味しい仕上がりに。無油調理にも適したものが多く、油をひかずに肉を焼く、少ない油で揚げ物をする、オーブン代わりに使うなど、まさに万能鍋。いつものご飯も、釜で炊いたようにふっくらと炊き上がると評判です。

     

    料理のプロがおすすめする無水調理ができる万能鍋5点

    いつもの鍋のような感覚で手軽に使え、無水調理で素材の美味しさを最大限に引き出せるおすすめ鍋5点の特徴と、用途による選び方のポイントをご紹介します。

     

    無水鍋®で加熱した野菜はまるでごちそう!:ムスイ KING無水鍋® 24

    コロンとかわいらしい、アルミニウム素材の無水鍋®。羽釜のような蓋が蒸気を逃さず、均一に高温を保ちます。

    食材や調味料を鍋に入れて蓋をし、中火で加熱。ふつふつ蒸気が出てきたら弱火にしてコトコト。素材にもともと含まれている水分や油分を活かし、豊かな風味を引き出す仕上がりに驚かされます。

    特に野菜を無水加熱すると、濃厚な味わいになり、美味しさが増します。歯ごたえはあるのに芯まで火が通ってホクホクした食感が楽しめ、野菜だけでも十分なごちそうに!

    蓋を外してそのまま加熱すれば、フライパンの役割も果たしてくれる優れもの。お米は6.5合分炊飯可能。燻製も作れるので、アウトドアシーンでも活躍してくれそうです。

    ●HALムスイ KING無水鍋(R)24 両手鍋 24cm 無水調理 1鍋8役 日本製 600034
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    うま味の蒸気を循環させてより美味しく:北陸アルミニウム HAMON IH対応〈しろがね〉

    素材のうま味をじっくり引き出す鋳物鍋の長所と、アルミならではの軽さを掛け合わせた北陸アルミニウムの鍋、HAMON。

    名前の由来は、蓋の内側にある波紋(はもん)型の突起。この突起が食材から出たうま味と栄養が詰まった蒸気を集め、鍋全体にしずくとして注ぎ落とすことで、素材の美味しさを引き出します。

    直径は21cm、容量は2.6l、重さは約2kg。厚手ながら軽量で程よいサイズ感なので、毎日の調理に使うヘビロテアイテムとして重宝します。

    ●北陸アルミ 両手鍋 21cm [IH対応] 軽量 HAMON しろがね セラミック加工 日本製
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    食材本来のうま味を引き出す純日本製鍋:バーミキュラ オーブンポットラウンド【ナチュラルベージュ】

    「世界一、素材本来の味を引き出す鍋」を目指して作られた、メイド・イン・ジャパンの鋳鉄ホーロー鍋。鍋本体と蓋の接合部分は職人が手作業で削り出し、高い気密性を実現。鋳鉄特有の熱伝導と保温性に優れ、無水調理はもちろん、ローストやスチームも得意な万能鍋です。この22cmタイプなら炊飯は6合まで可能。

    機能性の高さのみならず、豊富なカラーバリエーションと圧倒的なデザイン性の高さも人気の秘密です。22cmタイプは全8色で展開しています。

    バーミキュラ オーブンポットラウンドでおすすめしたいのは、ビーフシチューなど、極弱火でじっくり加熱する料理。蓋の内側に施されている突起によって、食材から発生する水蒸気を鍋の中で対流させて閉じ込めます。野菜の甘みをじっくり引き出してくれるので、奥行きのある味わいの料理に。

    リペアサービスも充実しており、一生愛用できるというコンセプトも魅力です。

    ●バーミキュラ オーブンポットラウンド 22cm ホーロー鍋 専用レシピブック付 ナチュラルベージュ NBG22R
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    野菜スープがこんなに美味しいなんて!:staub ストウブ ココット ラウンド22cmブラック

    フランス発の、熱伝導と保温性に優れた鋳鉄ホーロー鍋。ほどよい重みのある蓋は鍋本体との密閉性を高め、裏側にある小さな突起(ピコ)が、加熱により発生する蒸気を対流させます。

    ストウブでぜひお試しいただきたい料理は、野菜スープ。水は加えず、刻んだ野菜だけを入れ、蓋をして弱火でコトコト。野菜の甘み・うま味をじんわり引き出すので、だしを加えなくてもとびきり美味しい野菜スープになります。

    こちらのサイズで容量は2.6l。ストウブは形やサイズのバリエーションも豊富なので、使い方に合わせて選ぶと料理がもっと楽しく美味しくなりますよ。シックなカラーとデザインは、そのままテーブルに出してもサマになります。

    ●staub ストウブ 「 ココット ラウンド ブラック 22cm 」 両手 ホーロー 鍋 IH対応 【日本正規販売品】 La Cocotte Round 40509-305
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    大容量でキャベツも白菜も丸ごと無水調理OK:宮崎製作所 ジオ・プロダクト ポトフ鍋(22cm)

    「食育」をコンセプトに、服部栄養専門学校校長の服部幸應氏プロデュースのもと開発されたジオ・プロダクトの鍋。こちらのポトフ鍋はアルミニウムとステンレスによる全面7層構造で、小さな熱量でムラなく素早く加熱できます。

    水分をたっぷり含んだ葉野菜こそ無水調理してほしい食材なのですが、かさばるため小さな鍋には入りきらないことも。その点、この22cmサイズのポトフ鍋はしっかり深さがあり、容量は5l。まるごとキャベツも大きめカットの白菜も余裕で入るサイズ感です。

    さっと洗った水分だけでコトコト煮れば、淡白な白菜も、甘み・風味がとっても豊かに。高い熱伝導率と保温性でお肉もふっくらやわらかに仕上がります。

    ●宮崎製作所 ジオ ポトフ鍋 22cm 日本製 IH対応オール熱源対応 7層構造 15年保証 GEO-22PF
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    メリットがたくさん。ずっと使える料理の相棒

    さまざまなブランドから発売され、バリエーションも豊富に揃い、目にする機会も増えてきた無水調理ができる鍋たち。水を加えないことで引き出される素材のパワー。鍋を変えるだけで、いつもの料理の変化を実感できます。

    使い道は、無水調理だけではありません。焼く・炒める・揚げる・炊く・オーブン代用など、毎日の料理に使えます。自分のスタイルにあった鍋をじっくり選び、とことん使いこなしてくださいね!

     

    今回お話を伺ったNadia Artist

    スペイン料理研究家 加瀬 まなみ
    https://oceans-nadia.com/user/23165

    ●そのほかキッチンツールに関するコラムはこちら
    『Nadia Artistのおすすめキッチンツール』

    編集協力:アマゾンジャパン合同会社

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    Nadia編集部では、食や料理、暮らしにまつわるコラムをお届けしています。 また、テーマごとのおすすめレシピを紹介するレシピまとめや季節のトピックに合わせた特集ページなど、さまざまなコンテンツを日々制作・発信しています。 これからも時短・簡単レシピからおすすめ献立、最新の食トレンドまで、幅広いテーマでみなさまに役立つ情報をご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪ <Nadia編集部について> Nadia編集部では、レシピサイトNadia全体のコンテンツ制作・サイト運用のほか、レシピ本の出版、SNS運用、レシピのクオリティチェックなどを行っています。 出版社・編集プロダクション・食品メーカー出身のメンバーや、栄養士の資格を持つメンバー等が在籍しており、食のコンテンツを扱うプロフェッショナルとして日々活動しています。

    「料理家」という働き方 Artist History