お酒を飲むと太る?糖質OFFが注目されている理由とは
糖質の多い物を飲み食いすると、血液中の糖(血糖値)が急上昇します。通常は血中の糖分を調整するホルモンであるインシュリンが食事で摂った糖分をエネルギー源に変えてくれます。ただし、たくさん糖分を摂りすぎるとインシュリンが余った糖を脂肪に変えて蓄積してしまうので、太る原因につながります。
そして、いつもより長い時間飲んだり食べたりするお酒の席は、どうしても糖質を多く摂ってしまいがち。ましてや時間制限のない家飲みだと、長時間、飲んで食べて…なんてことに!
そこで、糖質の摂りすぎを少しでも抑えることが、ダイエット中の楽しい家飲みのコツになります。ちなみに「糖質の多い物」の代表は、ご飯やパンなどの炭水化物、いもなどの穀類、甘いデザートやお菓子、そしてお酒というわけです。
糖質の多いおつまみは、あるものに置き換えて作れば低糖質になる!
さて糖質を控えるとなると、最初に注意するのがお酒。今は「糖質OFF」をうたったものも多く出回っているので、これは意外と簡単に実行できそうです。
ですがむしろ気を付けたいのは、お酒よりおつまみ! 揚げ物や炭水化物はもちろん、一見ヘルシーそうなじゃがいも、長芋、春雨、甘い味付けの煮物など、隠れ糖質フードも避けたいところ。一般的におすすめと言われる「糖質OFFおつまみ」は、お刺身やシンプル調理の野菜、キノコ、脂少なめのお肉などですが、正直ちょっと物足りなさを感じますよね。
がっつりおつまみを食べたい!それなら乳製品をうまく活用!
メジャーなおつまみはじつは糖質を多く含むものが多い。でも糖質は抑えたい。そんな時にオススメなのがチーズや牛乳、ヨーグルトなどの乳製品をうまく使うこと。乳製品はコクも食べごたえもあるけど、じつはじゃがいもやご飯などと比べて低糖質! そのままはもちろん、いつものおつまみレシピの材料を乳製品に置き換えて作ることで低糖質かつ、コクのあるおつまみを楽しめます。
それでは家飲みの強い味方、乳製品を使ったおつまみレシピ紹介しましょう!
ポテサラ代わりに水切りヨーグルトを活用!濃厚な味わいで低糖質なおつまみ
『カニカマ&塩ヨーグルトのピンチョス』
家飲みの定番おつまみといえばポテトサラダ。だれもが喜ぶじゃがいも料理ですが、じつは100g当たり17gの糖質があるんです。このポテトを水切りヨーグルトに置き換えることで低糖質おつまみを作っちゃいましょう!
使うのはヨーグルトとカニカマ。まずヨーグルトを水切りし、ニンニクと塩を合わせて「塩ヨーグルト」を作ってカニカマと和えるだけ! ポテトサラダとは違った食感・味わいですが、クリーミーなコクがあるので、お酒にもよく合います。
これを薄くスライスしたサラダチキン、スライスチーズにのせて、つまようじで刺せば、見た目にもかわいらしいピンチョスのできあがり!
『カニカマ&塩ヨーグルトのピンチョス』の作り方
【材料(作りやすい分量)】・プレーンヨーグルト(無糖) 300g・カニカマ 6本・万能ネギ 3本・ニンニク 1片・塩 小さじ1/3~1/2・スライスチーズ 2枚・サラダチキン 1個
【作り方】
1.コーヒーフィルターを使って水切りヨーグルトを作る。約半分の重量(150g)になるまで冷蔵庫で2時間ほどおいておく。
2.カニカマは手でほぐし、幅1cmにカットする。万能ネギは小口にカット、ニンニクはすりおろす。
3.1・2を混ぜ、塩で味をととのえる。
4.サラダチキンを食べやすい大きさにカットし、とろけるチーズをのせてトースターで焼く。
5.4のチーズが溶けたら取り出して3をこんもり盛り、オリーブ(分量外・お好みで)をのせてつまようじで刺す。
ちなみにヨーグルトは100g当たり糖質5.2g、スライスチーズは100g当たり糖質1.5gなので、合わせても糖質は6.7g。じゃがいもを使ったポテトサラダより低糖質になりますよ!※ヨーグルトは「ナチュレ 恵 megumi」、チーズは「スライスチーズ」の糖質量を参照
雪印メグミルクが提案する低糖質おつまみ
スライスチーズやナチュレ恵でおなじみの雪印メグミルクでは、この秋、チーズや牛乳、ヨーグルトを使った低糖質おつまみを提案しています。
ピザやパスタなども置き換えで低糖質レシピに大変身! レシピをチェックして、我慢せずに家飲みを楽しみましょう。
糖質量の参考:スライスチーズ100g当たり糖質1.5g、雪印北海道100 粉チーズ芳醇100g当たり糖質3.6g、雪印北海道100 とろけるチーズクッキング用100g当たり糖質2.3g、クリームチーズ100g当たり糖質2.9g、雪印メグミルク牛乳100g当たり糖質4.6g、ヨーグルト(ナチュレ 恵 megumi)100g当たり糖質5.2g
協力/雪印メグミルク
今回お話を伺ったNadia Artist
料理研究家 加瀬まなみ