卵黄の凝固温度は70℃。 卵白の凝固温度は80℃。 65〜69℃に30分漬けると、温泉卵(黄身はかたまり白身は半熟)になるので、BRUNOcrassy+マルチ圧力クッカーの保温機能(65〜60℃)を使えば完璧な温泉卵が作れます! 温泉卵には、白だしで簡単に作る生姜あんをかけてください。片栗粉の凝固温度も65度以上。80℃1分以上でとろみがつくので、あたため機能で失敗なく作れますよ。
最初、熱湯を注ぐのは、マルチ圧力クッカーを温めるためです。 【あたため】機能を20分にセットしてお湯を温めても良いのですが、その場合は 卵を入れた時に温度が下がりすぎないように、卵を室温に戻しておいてください。 今回、冷蔵庫から出した冷たい卵をそのまま使っています。 温度を測ったので記載しておきます。 室温などによっても温度は変わってくるので参考程度にご覧ください。 ・ポットでわかした熱湯 → 95℃ ・マルチ圧力クッカーに熱湯を注いですぐ → 89℃ 〜ここで【あたため】10分スタート〜 ・【あたため】残り8分→81℃ ・【あたため】残り5分→76℃ ・【あたため】残り1分→73℃ 〜ここで冷たい卵4つを入れて保温スタート〜 ・【保温】スタート時→61℃ ・【保温】10分経過 →67℃ マルチ圧力クッカーに熱湯を入れても温度が下がりますし、冷たい卵を入れてもお湯の温度が下がりますが、保温温度はふたを使用した場合65〜69℃まで上がります(それ以上は上がりません) 室温が低い場合や、加熱温度が心配な場合は、保温を40〜45分に長めにとってください(長く保温していたからといって、完全なゆで卵にはなりません)
内なべに熱湯800mlを入れて本体にセットし、[あたため]ボタンを10分にセットする。 ※10分経過すると自動的に保温(65℃)になるので、そのためです。保温のみの独立した機能はありません。
鶏卵を入れて[保温]モードのまま30分放置する。 そのあと取り出す。 ※ フタをすると、68度前後になるので、圧力切替え弁を排気に合わせてフタを使ってください。
中のお湯を全て捨て、A 水150ml、白だし大さじ1、片栗粉大さじ1/2を入れる。 [あたため]ボタンを10分にセットし、調理をスタートする。10分、ゴムベラで混ぜ続けて 最後に生姜(すりおろし:チューブ)を加える。とろみが出たら完成。 ※ 片栗粉のデンプンは65℃以上でかたまり始め、80〜90℃で1分加熱できれば粉っぽさはなくなります。 あたため機能は80℃まで上がるので、水から加熱し始めると、ダマにならず失敗知らず!
温泉卵を器に割り入れ、工程2の生姜あんをかけ、みつばを添えます。
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小春(ぽかぽかびより)
料理ブロガー・フードコーディネーター・料理研究家
料理ブロガー・フードコーディネーター。 大学生の子どもたち4人家族。 2005年から書き続けている料理ブログ 【ぽかぽかびより】はほぼ毎日更新。 ▶︎野菜多め、副菜レシピが得意 ▶︎レシピ付き弁当記録が大人気 ▶︎素材の色・食材の持ち味をいかした、関西らしい味付け 企業・食品メーカーへのレシピ開発 雑誌・リーフレットへのレシピ提供 産地取材・料理教室など幅広く活動中。