節分だけじゃもったいない!日本古来のスーパー食材・焼き海苔
みなさん、今年の節分に「恵方巻(えほうまき)」は召し上がりましたか?「恵方巻」とは、節分に食べると縁起が良いとされている太巻き寿司のこと。年ごとの恵方(その年の干支によって定められた最もよいとされる方角)を向いて無言で丸かぶりすると、無病息災、願い事がかなう、とされています。
現在は全国にひろがりましたが、もともとは大阪中心の関西の習慣だったそう。一説には、海苔問屋が海苔を売りたいがために全国に広めた、とも言われていますが、どうなんでしょう。
ただ「恵方巻」に欠かせない焼き海苔は、古い食材のイメージもあり、食べる機会が減っていることは確か。しかし海苔は、普段もしっかり食べたい日本古来のスーパー食材なんですよ!
実はすごかった!焼き海苔は、スーパー美容食材!
焼き海苔は、巻き寿司やおむすび、料理のトッピングなどに使用されるぐらいで、主役にはなりづらいもの。ですが、実は「海の野菜」と言われるほど、ビタミンやミネラルの宝庫だということをみなさんはご存知でしたか?
美白に免疫力アップ。美肌に貧血防止効果も!
焼き海苔の中に含まれる栄養成分はビタミンC、A、B群、K、E……とたくさんありますので、詳しく挙げていきましょう。
ちなみに、焼き海苔1帖(焼き海苔の数え方は、1帖と数えます。ぜひ知っておいてくださいね)は、縦21㎝×横19㎝、重さは約3g。最近はいろいろなサイズのものが発売されていますが、昭和40年代に、基本的にはこのサイズに決まったそうです。
◇みかんの1.5倍もの美白効果
コラーゲン生成などに効果が期待できるビタミンC。焼き海苔1帖になんとみかんの1.5倍ものビタミンCが含まれるそうです! しかも熱に強いビタミンCなので、貴重です。
◇美肌に免疫力アップにも効果あり
肌や粘膜を強く、美しくしてくれるビタミンA、βカロテンも豊富。1帖で卵1個分以上のビタミンAが摂取できます。緑黄色野菜が苦手な人には強い味方ですね。そのほかにも免疫力をUPさせてくれたり、肌や瞳をきれいにしてくれます。
◇貧血女子にマストアイテム鉄分も豊富
モテ女子にとって、血色の良い肌は欠かせません。それには、鉄分が大事! ですが鉄分は食べ物からの摂取が非常に難しいんです。焼き海苔1帖でレバー10g(1日に必要な鉄分の約1/2量)を取ることができます。レバーが苦手な人にもありがたい食材ですね。
◇カルシウムやヨードでストレス軽減
焼き海苔1帖には、ストレス軽減に効果のあるカルシウムやヨードも含まれています。その量、なんと卵1個分が焼き海苔1/4帖と同じ! いつも笑顔でいたい人にも焼き海苔です!
◇疲労回復や記憶力の低下を防いでくれるビタミンB群
焼き海苔1帖には、牛乳100ml相当のビタミンB群が含まれているそうです。1帖で1日に必要な量の1/3が摂取できるそうですよ! さらに、ごはんと一緒に食べると、効率よく栄養成分を吸収できるそうです。おむすびに海苔を巻くのは、理にかなったことだったんですね。まさにゴールデンコンビ。
そのほか、美肌と美髪を作るのに必要な良質なたんぱく質が、なんと重量の30~40%も含まれていたり、話題の栄養素EPA(魚に多く含まれる脂肪酸)や悪玉コレステロールを低下させるタウリン、食物繊維も含まれています。ビタミンの種類で言うと、12種類も含まれているのだとか! まさに、スーパーすぎる食材。これは、食べないわけにはいきません!
そこで、昨年(2015年)のアイデア恵方巻コンテストの見本として提案させていただいたお手軽レシピをご紹介します。スーパーマーケットにある食材で作れるお手軽な巻き寿司なので、ぜひ挑戦してくださいね。
手軽に作れる手巻きレシピのご紹介♪
【まきすいらずのちくわの恵方】
「巻き寿司は、<まきす>を使って巻かないといけないから面倒」、「<まきす>を持ってないわ」という人もいると思います。そんなみなさんでも、ちくわを芯にして巻けば、<まきす>がなくても簡単に作れる巻き寿司レシピです。
【恵方巻ロールサンド】
https://oceans-nadia.com/user/21538/recipe/123667
すし飯が苦手な方や子どもたちに喜んでもらえるように、とサンドイッチ用の食パンで作ってみました♪ 「焼き海苔をうまく巻けるの?」「海苔はパンに沿ってくれる?」と心配な方もいらっしゃると思いますが、巻いてみると焼き海苔がとってもフィットしてしっかり巻くことができますよ。
紹介するレシピでは、具材はポテトサラダですが、いろいろなものを巻いて、バラエティーを増やしてみてくださいね。
ビタミン・ミネラルの宝庫である海苔を食べて、あなたもぜひ、べっぴんさん体質になりましょう~♪