昔の秋田銘菓といえば『蕗の砂糖漬け』でした。今では細々としか作られていません。 地味なお菓子ですが、蕗の歯触りと爽やかな香りが後を引きます。 焼き菓子に入れても美味しいです。
蕗を乾燥させないとグラニュー糖をまぶしてもすぐに溶けてしましますので気を付けましょう。 乾燥のし過ぎもグラニュー糖がくっつかなくなってしまうので程よくしっとり感を残しましょう!
蕗は塩もみして、熱湯で2~3分茹でて、水にさらしてから筋をむき、5cmほどの長さに切りそろえます。
フライパンにAを入れて沸かします。 下準備した蕗を入れて煮汁が半分になるくらいまで煮ます。(中火で6~8分くらい)
シロップに浸かる状態で冷まし、味をなじませます。 ★着色をする場合はシロップにお好みの濃さの着色料を溶いて蕗を浸しておきます。
シロップが完全に冷めてから(2h~半日くらい)シロップから取り出し、キッチンペーパーの上で1日乾燥させます。 立てると蕗の筒の中のシロップがうまく出てくれます。
タッパーにグラニュー糖と乾燥した蕗を入れて、ふたをして軽く振って全体にまぶし付けます。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。