宮城県亘理町の名物として有名な『ほっき飯』。 身が大きく旨みが強いので、ご飯と炊き込むとおいしさを十分に発揮してくれます! 具材をいろいろ加えるのも良いですが、今回は亘理流にならってシンプルに。 鮮やかな赤色がきれいです。
調味料でほっきを煮る際は、火を入れすぎないように気をつけてください。 色が変わるくらいさっとで良いです。そうすることで、ほっきのジューシーさが残って甘味が感じられます。 下処理が大変な方は、むき身やお刺身用を購入してくださいね。 調味料の砂糖は自分の好みで入れました。 入れなくても良いですが、お子さんのいるご家庭では甘めにした方が好まれると思います。
○ほっきの下処理をします テーブルナイフなどで身を殻からはずし 水洗いします。 内臓や汚れを取り除き 身、貝ひも、貝柱を取り出し、食べやすい大きさに切っておきます。
小さめの鍋に昆布を入れた分量の水を沸かします。 A 清酒・純米酒50ml、本みりん大さじ2、塩小さじ1/2、砂糖小さじ1/2、醤油大さじ1の調味料を加え、下準備したほっきを入れて30秒ほどですぐに身を取り出します。 煮汁は冷ましておきます。
洗って水切りした米と、1の煮汁、炊飯器の目盛に合わせて水を加え炊きます。 (昆布は除きます)
蒸らしになったら、ご飯の上にほっきをのせて10分ほど蒸らします。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。