おいしい料理をもっとおいしく見せるもの、それは盛り付け!
カフェ風プレートや、こだわりの和食屋さんの盛り付けは、それだけで「おいしさ2倍」になりますよね。
盛り付けは、「カフェ風」や「和風」でじつはコツが異なるのですが、まずは基本のポイントを押さえておきましょう。
★盛り付けの共通のポイント★
・盛り付ける前に、お皿の正面を決め、どこに何を盛るかをある程度決める。
・季節感や色合いを大切にする。
・ボリューム満点に見せたいなら小ぶりのお皿を、すっきり品良く見せたいなら大きめのお皿を選ぶ。
このポイントを頭に入れつつ、具体的な盛り付け例を見ていきましょう。
カフェ風パンプレートは「中心に土台」を作るのがコツ!
パンとたくさんのサラダを盛り付けた華やかなカフェ風ワンプレート。
お店で出てくるように「盛りだくさんだけど、バランスがよい並べ方」って、じつはコツがあるんです。
ごちゃっと見えない、バランス良い盛り付け方をお教えしますね。
カフェ風パンプレートの基本情報
《メニュー》
パン/スプラウトサラダ/ポテトサラダ/にんじんラペ/ベビーリーフ/目玉焼き
《使用した皿》
直径24cmの白皿
見た目に変化が出る「カラフルなサラダ」をチョイス
まずは、どんな色の料理を盛り付けるか、決めましょう。
もちろん、お家にあるものでよいのですが、できれば見た目に変化がでるように、カラフルなサラダをチョイスするのがおすすめです。
上の写真は「茶色」「紫」「グリーン」「白」「オレンジ」を使っています。
ワンプレートに盛るときは、色から先に考えてもいいかもしれません。
はじめに、真ん中にボリューム感の出るものを持って土台を作る
料理が決まったら、次は盛り付け方です。
ついつい、端っこから盛り付けがちですが、まずは、真ん中にボリューム感のあるものを持って、土台を作りましょう。パンプレートなら、ベビーリーフを最初に盛ります。
次に、①~⑤の場所にほかの料理を「こんもりと」盛っていきましょう。
重ならないように上品に盛るよりも、豪快に思い切りよくのせてしまったほうが、バランスが取りやすいですよ!
モダンカジュアル!常備菜の朝ごはんプレート
定番の和風おかずも、ワンプレートに盛り付ければ、雰囲気が変わってなんだかおしゃれに。洗い物も減るので、忙しい朝にもピッタリです。
和風だけど、どこかカジュアルに見える盛り付けのコツをお教えします!
常備菜の朝ごはんプレートの基本情報
《メニュー》
豆ごはんおにぎり/鮭/きんぴら/ほうれん草のおひたし/シラスおろし/漬物
《使用した皿》
直径24cmの黒のプレート
「少しずつ上品に」が和風おかずの盛り付けのコツ
和食のおかずは「少しずつ」「間隔をあけて」が美しい盛り付けのコツです。
まずは、面積の大きいもの(ごはんや焼き鮭など)を左右どちらかに寄せてのせます。ごはんは、おにぎりにして形を作ってあげたほうが間延びしません。
ボリュームのあるおにぎりの場所を決めたら、あとは小さなおかずを間隔をあけて置いていきます。汁気のあるものや崩れやすいもの、味を混ぜたくないものは小皿に入れて味移りを防ぎましょう。
また、お漬物や大葉などを取り入れたりすると、品良くまとまりますよ。
おもてなしのワンプレート
ちょっとしたお祝いや来客時のおもてなしのときには、大きめのお皿にいろんなお料理を少しずつ盛り付けて「特別感」を演出しましょう。
大きいお皿はバランスが命! 余白を上手に使うコツをお教えしますね。
おもてなしのワンプレートの基本情報
《メニュー》
オープンサンド/カニのマリネ/新ジャガのスープ/アスパラのリボンサラダ/クッキー
《使用した皿》
幅30cmの横長の白皿
皿on皿で大きなお皿に表情をつける
大きくて白いお皿は、それだけで特別感いっぱい。
ですが、面積がありすぎて、どこに何を置けばいいのか、迷ってしまいますよね。
まずは、中心に置くものを決めましょう。
それから、周りに盛るものを決めるとバランスが取りやすいです。
中心を決めたら、なるべく等間隔にほかの料理を「ちょこん」と持っていきます。このとき、余白の面積が同じくらいになるように料理を置くと、バランスよく見えます。
また、大皿ならではの盛り付けテクとして、ココット皿のような小皿をのせて盛り付ける、皿on皿もおすすめです。
料理は、器や盛り付け方を意識するだけで、ぐんと見た目がアップします。
今日ご紹介したコツを覚えておいて、ぜひお試しくださいね。