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ドイツでは初春から初夏にかけて、ホワイトアスパラガスが食卓の主役になります。そんな本場・ドイツ流に茹でた香りの良いアスパラは、溶かしバターのソースでいただくのが定番。ホワイトアスパラガスの最高に美味しい食べ方です。
◆ホワイトアスパラガスは皮の部分がかたく、風味も強いので、ややしっかりめに皮を剥いて、その皮と一緒に茹で上げるのがコツです。◆茹で汁はとても美味しいスープになります。漉して、リゾットなどに使うと美味。
ホワイトアスパラガスは、穂先のやや下あたりから根元に向かってピーラーで厚めに皮を剥く。根元を落とし、さらにかたければ数cm切り落とす。 (※剥いた皮と根元の部分は捨てずに取っておく。)
大きめの鍋かフライパンに湯を沸かし、アスパラガスの皮と根元のかたい部分、A [A] 無塩バター1片、塩小さじ1、砂糖小さじ1、レモン汁適宜を入れる。
アスパラガスの根元の方だけを先に湯に入れてしばらく茹でたら、先端部分も沈めてやややわらかめに茹で上げる。茹で上がったら火を止めて、そのまま食卓に出すまで湯に浸けておく。
フライパンに無塩バターを溶かし、塩をきつめに振ってソースを作る。
アスパラガスの水気をよく切って皿に盛り、4). のソースをかけていただきます。ハムや茹でじゃがいもなどを一緒に添えても美味しいです。
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / フードライター。 企業向けレシピの開発、スタイリング・撮影、 食関連の書籍・コラムの執筆、翻訳、 セミナーイベントへの登壇、講演など 幅広く活動しています。 ●旬の食材、季節感を大切にしたおかず ●ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ●簡単エスニック 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専攻、 現地に数年在住。日本食が食べたくて 食材や調味料にあれこれ工夫した経験や、 ヨーロッパの家庭料理・郷土料理を学ぶことで触れた 各国の食文化や食への取り組みなど、 レシピにも活かしていけたらと思います。 2020年、欧州連合(EU)の 食品・飲料プロモーション 「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、 EU食材×日本食材のマッチングによる 季節のオリジナルレシピを開発・監修。