食べる輸血と言われるビーツ。ここまで周りを自分色に染めてしまう食べ物って他にない。 だから決して白い服で調理してはならない。もしくはしっかり漂白できる真っ白い服を着るか。 まな板は赤く染まり手のひらもドラマのクライマックスさながら。 両掌をわなわなとさせながら一人キッチンで「なんじゃこりゃあ~!」とつぶやいてみる。 ビーツってそんなドラマチックな野菜。
ザクロは秋ごろから収穫され始めます。それ以外の季節はりんごとビーツにバジルを散らすと夏バージョン(写真3枚目)に。 ビーツは生から蒸すと旨みも感じられてとてもおいしいですが、茹でたものが真空パックで市販されているので時間のない時用にストックしておくと便利です。
ビーツはよく洗い皮つきのまま蒸し器で30~40分竹串がすっと通るまで蒸す。または茹でる。 (圧力鍋で10分) ざくろは種を取り出しておく。
ボウルにA りんご酢大さじ2、オイル大さじ2、塩こしょう適量でドレッシングを作り、ビーツとりんご、ざくろを合わせて冷蔵庫で冷やしておく。
器に盛り付けスプラウトを散らし、お好みで黒こしょうを挽く。
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…gris
フランス語のレシピ翻訳、メニュー 開発、料理撮影、テーブルコーディネート等を手掛ける。 フランスに留学後、リヨン郊外のリゾート開発に携わり約2年滞在。 自宅キッチンスタジオから、インテリア、お花、BGM、お酒とのマリアージュを楽しむ「少しの工夫でいつものごはんも極上のひと皿に」をコンセプトに素材を生かしたシンプルレシピを提案しています。