秋に出回る生落花生の美味しさを味わえるおこわです。 蒸しおこわならではのむっちりした食感に、ホクホクした落花生と油揚げの旨味、おかわりしたくなる薄味おこわです。(炊飯器での作り方も表記あり) 落花生はカラダの血や潤いを補うので、女性はもちろん、乾燥した季節や呼吸器、お通じにもよい食材です。 薄皮に補血の働きが強いのでぜひ一緒に召し上がってください。
生落花生は購入したらなるべく早く、新鮮なうちに調理してください。 殻を剥いた落花生を一晩浸水すること、おこわにする前にあらかじめ煮ておくことで、出来上がりの落花生が生っぽく固く仕上がる失敗を防ぎます。
【前日準備】殻付き生落花生は殻を外し(殻が割れない時には殻の端をキッチンバサミで切るとよい、薄皮は剥かずに残す)、ざっと水洗いしてから、水に浸けて冷蔵庫に一晩おく。 もち米は洗ってから、たっぷりの水に浸けて冷蔵庫に一晩おく。
もち米はザルにあげて水を切っておく。 油揚げは横長に半分に切ってから、細切りにしておく。 蒸し器に水を入れて沸かしておく。
落花生は水を切り、大きめのフライパンに浸かるくらいの水とともに入れて火にかけ、茹でこぼす(沸騰したら火から降ろしザルにあげる)。
茹でこぼした落花生とA 白だし (希釈タイプ 約13倍濃縮)45ml、日本酒大さじ2、水200mlを再びフライパンに入れて火にかけ、沸騰したらフタをして5〜10分、落花生が食べれるくらいの柔らかさになるまで弱火で煮る。(大きめの落花生を食べてみて、ガリッとした生っぽさがなくなっていればOK)
工程3に、油揚げともち米を入れ、水分がなくなるまで優しく混ぜ合わせる。
蒸し布または、ハサミでところどころ穴を開けたオーブンペーパーの上に工程4を入れて平らにならし、真ん中を少し空け、蒸気の上がった蒸し器に入れて中火で約30分、もち米が好みの柔らかさになるまで蒸しあげる。 途中、もち米の上下を返す。
【炊飯器で炊く場合】 工程3を終了後、炊飯器にもち米を入れ、工程3で煮た落花生と煮汁、油揚げを加え、おこわの目盛まで水を足して平らにならし、おこわモードで炊き上げる。
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薬膳養生家 石田由紀子
薬膳養生教室『Kitchen Whyteleaf』主宰 |国際中医薬膳師 | 気養生スペシャリスト | たび重なる体調不良を改善したいと学び始めた薬膳や気功は、今では私の日々の暮らしの一部となっています。 中でも、私達のカラダを作り、支えてくれるのが毎日の食事です。四季のある日本では、旬のものを食べることで、その時期になりやすい不調も予防してくれます。 カラダも喜ぶ、美味しい旬の食材を使った簡単なレシピを中心に紹介しています。 季節に出回る食材を美味しく楽しく料理していただくことが、日々の薬膳養生につながっていきます。 【資格】 国際中医薬膳師 薬膳セラピスト 無極自然門気功師 医学気功師 気養生スペシャリスト ハーバルセラピスト 食空間コーディネーター 豆腐マイスター 食品衛生責任者 【受賞歴】 テーブルウェアフェスティバル2011 特別審査員部門 入賞