そうめんは夏だけじゃない!
夏の食卓で活躍するそうめんですが、実は一年中食べられるんです。温かいつゆにつけたり、サラダやおかずのように食べたりと、その食べ方は多種多様で、季節を問わず食べられます。乾麺なら長期保存できるから、常にあると安心の食材です。
あたたかいそうめんレシピをご紹介!「トマたまスープそうめん」
トマトと卵、白だしを使ったスープそうめんをご紹介します。さっと茹でたそうめんと、だしの風味が豊かな温かいスープ。ちょっと肌寒くなってきた日におすすめです。作り方も簡単ですよ!
【材料(2人分)】
・水…200ml
・白だし…大さじ2
・そうめん…2束
・トマトジュース(100%、無塩)…200ml
・卵…2個
・小ねぎ…適量
【作り方】
1. そうめんは表記の通りに茹で、すばやく水洗いして水を切っておきます。卵は溶きほぐしておきます。
2.鍋に水、白だし、トマトジュースを入れ、火にかけ、ひと煮立ちさせます。
3.溶き卵をまわし入れます
4.スープとそうめんを器に盛りつけ、小口切りに刻んだ小ねぎを散らして完成です。
さっぱりトマトとふわふわ卵のスープがコシの強いそうめんに絡んでとてもおいしい一品! ぜひお試しくださいね。
そうめんの製法にこだわるともっとおいしく!
そうめんには、機械式で作られるものと手作り(手延べ)のものがあります。原料は同じですが、こだわって作られた手延べそうめんは、麺そのものがおいしいので、さらにグレードアップしたそうめんアレンジを楽しめますよ。
手延べそうめんは、のど越しが全然違う!
では、「手延べそうめん」はどうやって作られているか、ご存知ですか? 産地によって多少の差がありますが、小麦粉に食塩と水を混ぜ、できた生地に油を塗りながら延ばし、熟成させ、数本の生地をより合わせてまた延ばすという工程を繰り返して作られています。
この「より」がそうめんのコシを作る秘密。何度も繰り返すことで、ほどよい弾力やのど越しの良さが生まれるんです。
一方、機械式で作るそうめんは、うどんなどと同じように練った生地を薄く延ばし、細くカットしたもの。大量に生産できますが、手延べそうめんのコシやのど越しにはかないません。
手延べそうめんの製造は、すべて気温や湿度など日々変わる条件に合わせながらの繊細な作業。職人さんたちの経験と技術がこのおいしさを作っているんです!
実際に手延べそうめんの生産者にお話を伺いました
そうめんは日本全国に産地があります。産地によって原料や作り方に微妙な違いがあるのですが、今回ご紹介するのは長崎県の東側、有明海に面し、雲仙岳のすそ野に広がる島原半島。
江戸時代に四国から移住してきた人たちがそうめん作りを始めたと言われています。
おだやかな気候、豊かな土地で育った麦、豊富な湧き水と、麺作りに適した条件に恵まれていたため、そうめんがその後も盛んに作られるようになりました。
今回は、その島原でこだわりのそうめん作りをされている工場でお話をうかがいました!
家族で取り組むそうめん作り
お邪魔したのは、南島原にある「本村製麺工場」さん。70年ほど前から親子3代にわたってそうめんを作り続けています。3代目の幸雄さんは、ご両親と一緒にそうめんを作っています。
作業は毎朝4時頃から始まります。生地をこね、熟成、延ばし、乾燥と、一回の製造工程には丸2日間かかるそう。創業当時より機械化が進んだとはいえ体力的にも大変な作業ですが、少しでもおいしいものを作りたい! という想いで日々取り組まれています。
また、毎日の作業の合間に食べる昼食は品質チェックも兼ねてほとんどそうめんだなのだとか。「夏は冷たく、冬は温かくして食べています。めんつゆと薬味など、シンプルな食べ方がほとんどですが、毎日食べても飽きないおいしさですよ」と幸雄さん。小さな子どもたちも、手延べそうめんが大好きなのだそうです。
おいしいそうめんレシピをたくさんご紹介します!
いかがでしたか? 今まで何気なく食べていたそうめんが、こんな風に作られているなんて知らなかった! という方も多いのではないでしょうか。職人さんが手塩にかけて作ったそうめんを、いろいろなアレンジで味わいつくしましょう!
こだわりの本村製麺工場さんのそうめんをさらにおいしく食べるためのレシピを、人気Nadia Artistがご提案します。
1.楠さんの「残暑においしい冷たい麺レシピ」(coming soon)
2.SHIMAさんの「あったかほっこりそうめんレシピ」(coming soon)
3.本村製麺工場の隠れた人気商品をピックアップ!(coming soon)
どうぞお楽しみに!
編集協力:本村製麺工場