脂肪を燃やし、脳を活性化するココナッツオイル
甘い香りが特徴のココナッツオイル。その最大の特徴は、脂肪を燃やすともいえる働きをする「中鎖脂肪酸」が豊富なことです。中鎖脂肪酸は、吸収、分解が非常に早く、即、エネルギーになります。そのため、脂肪組織に蓄積されにくく、太りにくい、と言えるのです。
血行を促進し、脳を活性化
ココナッツオイルには、脳を含む全身の血行を促進する作用があります。また、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、肝臓で分解されると「ケトン体」という物質を作り出します。このケトン体は、脳のエネルギー源になる上、脳の活性化にも有効であるという研究結果もあるのです。
1日大さじ2杯が目安。加熱調理にも使える
ココナッツオイルの栄養効果は加熱しても損なわれることがないので、調理に使う油をココナッツオイルに置き換えることが一番簡単な使い方。ただし、その独特な香りが苦手な人も多いので、スイーツなどに使うとよいでしょう。
また、1gあたり約9キロカロリーあり、これはほかの油とほぼ同じです。取り過ぎは、カロリーオーバーになってしまうので、1日の目安は大さじ2と覚えておきましょう。
●ココナッツオイルを使ったレシピ「バナナのシナモントースト~ココナッツ風味」
https://oceans-nadia.com/user/11479/recipe/132266
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血液サラサラ!アレルギー症状の予防にもなるアマニ油とえごま油
アマニ油とえごま油は、どちらもオメガ3系の不飽和脂肪酸が豊富だという点で注目を集めています。
不飽和脂肪酸は植物油に含まれる脂肪酸の一種で、不飽和脂肪酸の中にもさらにオメガ6系とオメガ3系があります。
オメガ6系の代表的な油は、コーン油やごま油、サラダ油。いわゆる、料理に使う一般的な油のことです。
このオメガ6系とオメガ3系は、どちらかが悪者ということではなく、どちらも健康のためには必要な成分。ですが、現代の食生活では、オメガ6系に偏りがちなため、オメガ3系の油に脚光があたっているのです。
アレルギー症状をやわらげるオメガ3系の油
オメガ3系の脂肪酸が含まれる油には、血液中の脂肪濃度を下げる働きがあり、このことから下記ような効果が期待できると言われています。
・悪玉コレステロールを下げる
・動脈硬化や心筋梗塞予防
・高血圧予防
・ダイエット効果
・脳の活性化
・アレルギー症状の緩和
・抗うつ作用
1日の目安は大さじ2杯。必ず加熱をしないで使うこと
アマニ油やえごま油は、どちらも油なので高カロリー。摂取量は1日大さじ2杯程度が目安になります。
また、先ほどご紹介した健康効果は、非加熱時でないと期待できないものなので、必ず加熱をしないで使うことが重要なポイント。ドレッシングにしたり、ソースに加えるなどの使い方がよいでしょう。
●アマニ油を使ったレシピ「簡単!アマニ油ドレッシングで健康玉ねぎサラダ」
https://oceans-nadia.com/user/13684/recipe/118811
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なお、アマニ油やえごま油は酸化しやすいという性質もあるので、保存方法にもご注意を。
【保存方法】
・開封後は冷蔵庫に保管
・できるだけ3週間以内に使い切る
食べるオイルは、基本的に普段のオイルを置き換えて使うもの。普段の食事に追加してしまうと、カロリーがその分増えてしまうので、逆効果になってしまうことも。正しい使い方を知って、ご活用くださいね。