ヤミーさんとのブルサンレシピリレーが始まって以来、ブルサンに溢れた生活をこの数ヶ月楽しませていただいた。毎回提示されるテーマに絡めたレシピをお伝えする一方で、「やっぱりこの食べ方が大好き!」というものを、実は最後まで出し惜しみしていた。
ブルサンとパンの切っても切れない関係性
チーズの消費量が世界一と言われているフランス。そのチーズと切っても切れないお供が、パンとワイン。フランス人にとって、チーズとパンとワインは幸せな時間に欠かせないものなのだ。
北欧のおしゃれなオープンサンド「スモーブロー」
もちろん、ブルサンとパンの相性は抜群。ブルサンを手に入れてすぐに作ったのは、北欧のおしゃれなオープンサンド「スモーブロー」だった。
スモーブローは、デンマークの伝統料理。スモー=バター、ブロー=パンという意味だ。バターを使った「スプレッド」と呼ばれるペーストをパンに塗り、パンが見えなくなるほど大量の具材を乗せる、華やかなオープンサンド。スプレッドの代わりに、サワークリームやマスタードを使うこともあるそうだ。
ブルサンとパン、そして具材の組み合わせを考えて作ってみるのがとても楽しくて、実はこの連載中ずっと楽しんでいたのだ。
ある日のスモーブローは、ブルサンとたっぷりお野菜に、残っていた牛ホホ肉の赤ワイン煮込み。
またある日は、エビとセロリのガーリックソテーにブルサンを組み合わせたスモーブロー。
具材だけでも楽しめるスモーブローだが、クリーミーななめらかさと旨味のあるブルサンを合わせることで、ベースになる具材とパンがぐっと親密になるのである。
さらに、ホロホロとした白いブルサンが料理とお皿の上に広がると、華やかさと美しさが増すのである。私のスモーブローには、ブルサンが欠かせなくなった。
北欧食材の美味しい組み合わせで作るスモーブロー
スモーブローは北欧料理なので、その土地のイメージで具材を用意してみた。サーモン、そしてサーモンと相性の良いディルをベースに、今が旬で苦味とゴマの香味を感じるルッコラを用意した。
この素材とパンをさらにぐっと近づけ、味わいに深みを持たせてくれるのは「ブルサン ガーリック&ハーブ」。素材の持ち味、そしてブルサンのコクとまろやかさが格別なひと口を作り出してくれる。
口どけなめらかで濃厚なブルサン ガーリック&ハーブと脂が乗ったサーモン、香ばしい香りとほろ苦さは、最高のハーモニー。クセになること間違いなしの美味しさだ。フランス人のようにワインも合わせれば、アンビリーバブルサンで幸せな時間の始まりである。
くわしいレシピはこちら
●『激ウマ組み合わせ|ブルサンとサーモンのスモーブロー』
数ケ月続けてきたブルサンの連載も、私の担当コラムは今回で最後!
この連載をきっかけに、今まで自分が知らなかったいろいろな食べ方を知ることができたし、ヤミーさんのレシピもとても勉強になった。
もともと大好きだったブルサンが、もっともっと好きになった。
これからもマイ定番食材として末永くお付き合いしていきたいと思う。
読んでくださったみなさま、ありがとうございました。
みなさんもブルサンを使ったお料理を作ったら、「#アンビリーバブルサン」のハッシュタグをつけてSNSに投稿してくださいね!
https://www.bel-japon.com/boursin/unbelievable/
今回お話を伺ったNadia Artist
料理家/料理Youtuber SHIMA
編集協力:ベル ジャポン株式会社