和食が中心になりがちな夕ごはん。食器選びで”大人かわいい”食卓に変わります!
ご飯とお味噌汁、メインのおかずにお漬物。いつもの夕ごはんは和食が中心になりがちですよね。そして和食は色が地味なものが多いので、食卓全体が暗い色でまとまってしまうことも。
でも、せっかくなら、おしゃれな和食屋さんみたいな”大人かわいい”雰囲気にしてみたいもの。
「じつは、和食の献立でも食器の選び方を変えるだけで、簡単に”大人かわいい”食卓になるんですよ!」と教えてくれたのは、食卓写真のインスタが大人気の料理家、栁川さん。
食器を変えるだけでパッと食卓が華やぐ、そんな驚きの食器選びのコツを栁川さんに教えていただきます!
今回栁川さんに使っていただいた食器、じつはすべて『ニトリ』の商品。家具のイメージが強い『ニトリ』ですが、普段使いにぴったりの食器類も充実しているんです! ネットショップでも購入できるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
「差し色皿」がポイント!栁川さん家の夕ごはんテーブル
メインのおかずをのせる大皿、副菜や漬物をのせる小皿、それに茶碗と汁椀。栁川さんが紹介してくれた夕ごはんテーブルは、どこにでもありそうだけど、どこか気が利いている食器使いがポイント。
特に副菜の「キャベツのたっぷりしらす和え。」をのせたネイビーの食器と、浅漬けを盛ったしま模様の小皿が目を引きますよね。
今回は和食献立を引き立てる食器選びのコツと、栁川さんおすすめの和食おかずのレシピを合わせてご紹介します!
【夕ごはんテーブルの献立】
・白のプレート:お豆腐の和風メンチカツ
・塩茹でキャベツのたっぷりしらす和え
・小皿:浅漬け
・茶碗:ごはん
・汁椀:お味噌汁
「いいな」と思う食器から、決めていく
料理をのせる食器、「なんとなく」で決めてしまっていませんか?
栁川さんによると「まず、自分が使いたいなと思った食器を決めて、それとの組み合わせで小皿を考えていくと、食卓全体のバランスがとりやすくなりますよ」とのこと。
また、和食には少し洋風な食器をあえて選ぶと、地味になり過ぎず明るい雰囲気になるそう。今回のメインのおかずをのせている白い大皿は、布目模様の入ったカジュアルな印象のものを選んでいます
【レシピ】コロンとしたフォルムが食器をかわいらしく見せる「お豆腐の和風メンチカツ。」
【材料(2~3人分)】
・木綿豆腐 150g
・鶏ひき肉 100g
・パン粉 大さじ2
・味噌 小さじ1
・玉ねぎ 1/8個
・小麦粉・溶き卵・パン粉(衣用) 適量
・ソース 適量
【作り方】
1. 豆腐はしっかりと水切りしておく
2. 玉ねぎはみじん切りにして塩少々(分量外)をもみこみ、5分ほどおいたあと、水気をしっかり絞る
3. ボウルにひき肉と味噌を入れてよく捏ね、豆腐を手で崩しながら加えて混ぜる。さらに玉ねぎ・パン粉を入れ、混ぜ合わせる(生地がゆるいようならパン粉を追加する)。8等分にして丸め、冷蔵庫で一度冷やす
4. 3に薄く小麦粉(衣用)をまぶし、溶き卵、パン粉の順で衣をつけ、170℃の油で揚げる。ソースを添えていただく
■ポイント
生地を一度冷やすと生地が落ち着いて衣がつけやすくなります。また、パン粉をつけたあとの方が形を整えやすくなりますよ。
和食に合わせやすいネイビーのお皿を中心にほかのものを選ぶ
今回栁川さんはネイビーのお皿を最初に選んだそう。
「ネイビーは強い色ですが、落ち着いた雰囲気でもあるので和食に合わせやすいんですよ。また、おかずは地味な色になりがちなので、パッと目に留まる色物の食器を選ぶと、食卓全体が引き締まります」と栁川さん。
ネイビーに合う、しま模様柄の小皿をアクセントに
色物の食器を使うときは、同系色で模様のある小皿を合わせると、まとまりが出るのだとか。
「しま模様などの柄のある食器は、かわいらしくてつい手に取ってしまいます。ただ、大皿はインパクトが強いので、小皿で取り入れるのがおすすめです」。
しま模様がかわいい小皿は、ネイビーと同系の青が使われているので、合わせて使っても馴染みやすいのだそう。どこかポップな、しま模様の小皿も青系ならモダンな雰囲気で和食に使いやすそうですね。
大皿はシンプルだけどニュアンスのあるものを
ネイビー、しま模様の食器を選んだら、最後はメインのおかずをのせる大皿。
栁川さんによると「和食献立は小皿が多くなりがちなので、メインの食器はシンプルなデザインで白いものがおすすめ」とのこと。
布目模様の入ったどこか素朴な味わいのある食器は、まさに和にも洋にも合わせやすい万能な食器。
「例えば3枚の食器を選ぶときでも、自分なりのルールに沿っていれば、不思議とまとまって見えるんですよ」。
料理に合わせて食器を選ぶのではなく、「使いたい食器」を基準にした食卓作り。すてきな食卓の秘密は食器選びにあるんですね!
料理をよりおいしく見せる、食器と食材の色の関係
お気に入りの食器を選んだら、盛り付けにもぜひこだわりましょう!
栁川さん流盛り付けのコツは「食器とは違った色味の食材をのせましょう。また、大皿はほどよい余白を残して盛り付けると、バランスよく見えますよ」とのこと。
例えばネイビーの食器には今回のようなキャベツなどの淡い緑色やお豆腐などの白色が映えるそう。また盛り付けるときは、ほどよく余白を残して食器の色をのぞかせるのもコツ!
大皿には小さなピッチャーにソースを入れて置くと、カフェ風な雰囲気も感じられる盛り付けに。茶色いメンチカツが主役ですが、ラディッシュの赤で差し色を加えるとぱっと華やかになりますね!
いつもの和食を”大人かわいい”モダンな雰囲気に変えてくれる栁川さんのコーディネート。これらはすべて『ニトリ』の商品なんです。定番の白い食器や食卓のアクセントになってくれるネイビーの食器、しま模様柄の小皿などがあれば、食事の時間も楽しくなりそう!
どの食器も使いやすいサイズ、手ごろな価格が魅力なので、セットで取り入れることも気軽にできますよ。
ニトリのお店で”大人かわいい”和食器アイテムを手に入れて、夕ごはんタイムを楽しんで!
栁川さんによる「夕ごはんテーブル」いかがでしたか? ほかにも「朝ごはんテーブル」や「ランチプレート」の食器選びのコツもご紹介しているので、合わせてチェックしてみてくださいね!
今回お話を伺ったNadia Artist
料理家・医師・薬膳アドバイザー
栁川 かおり