くずきりとは
くずきりとは、どのような食べ物なのでしょうか。ここではくずきりの特徴と味わいを解説します。
くずきりの特徴と味わい
くずきりは、葛粉(くずこ)を主な材料として作られています。葛(くず)には、大豆の成分としても知られるイソフラボンやサポニンが豊富に含まれているため、栄養価の高い和菓子と言われています。
伝統的な和菓子として古くから愛され、現代でも人気のある食べ物です。もちもちとした食感が特徴で、上品な甘さが味わえます。甘味として食べることの多いくずきりですが、鍋などの料理にも活用できます。
ところてん・寒天・春雨との違い
見た目や食感が似ているところてん・寒天・春雨と、くずきりはどう違うのでしょうか。ここでは、それぞれのカロリーと糖質、特徴を比較して、その違いをお伝えします。
ところてん・寒天・春雨とくずきりの比較
●くずきり
100gあたりのカロリー:133kcal(ゆでた場合)
100gあたりの糖質:32.5g(ゆでた場合)
葛の根から採取されるでんぷんが主成分で、もちもちとして、口の中で優しく溶けるやわらかな食感が特徴です。カロリーはところてん・寒天・春雨と比較すると高くなっています。
●ところてん
100gあたりのカロリー:2kcal
100gあたりの糖質:0g
テングサという海藻類を原料とし、テングサを煮出した液を冷やし固めて作ります。細長い形となめらかな喉越しが特徴。カロリーがほとんどなく糖質も0とヘルシーです。くずきりと同様に甘味として食べることも、料理に使うこともあります。
●寒天
100gあたりのカロリー:3kcal
100gあたりの糖質:0g
ところてんを凍らせ、乾燥させて作ります。弾力があり食べごたえがありますが、ところてんと同様にカロリーがほとんどなく、糖質も0。寒天に含まれる食物繊維は、糖質の吸収もゆるやかにすると言われています。
●春雨
100gあたりのカロリー:76kcal(ゆでた場合)
100gあたりの糖質:19.1g(ゆでた場合)
じゃがいもやさつまいもなどのでんぷんから作られる中国発祥の乾燥食品です。モチモチとした食感が特徴で、水分をよく吸いやわらかいので、サラダや炒め物などの料理に使われることが多いです。
くずきりを使ったおすすめレシピ
Nadiaで人気のレシピの中から、くずきりを使ったおすすめのレシピをご紹介します。定番のおやつや鍋のレシピから、チャプチェや炒め煮など変わったレシピも。ぜひ参考にしてみてください。
野菜たっぷりで栄養満点!鶏のつみれ鍋
ふわふわの鶏のつみれが美味しい鍋のレシピです。鶏つみれを作るときは、手に水をつけると形が作りやすくなりますよ。
●鈴木美鈴さんのあったか簡単☆鶏のつみれ鍋
くずきりで作る!簡単で本格的なチャプチェ
食感が韓国春雨に似ているくずきりを使ったチャプチェ。豚肩ロースを使うことで、コクが出て牛肉のような味わいになります。
●Y'sさんの葛きりチャプチェ
暑い夏のおやつに!さわやかなブルーくずきり
葛粉、ブルーハワイシロップ、水で作るブルーのくずきり。ブルーくずきりに炭酸水、レモンスライス、特製レモンシロップを入れ、夏にぴったりのさっぱりしたおやつの完成です。
●水嶋千恵さんの爽やか☆ブルーくずきり
簡単にできる副菜!くずきりの明太子炒め煮
くずきりと明太子を炒めてできる、お弁当にもぴったりな副菜のレシピです。鍋料理に使うことの多い生のくずきりですが、炒めて食べても美味しいですよ。
●小春(ぽかぽかびより)さんのくずきりの明太子炒め煮
くずきりをいろいろな料理に使ってみよう!
くずきりに似たところてん・寒天・春雨と比較しながら、くずきりの魅力をお伝えしました。甘味のイメージが強いくずきりですが、鍋料理や副菜などにも活用できる食べ物です。ご紹介したレシピを参考にして、くずきりを料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。