同じ野菜でも調理法やメニューによって好きになったり嫌いになったり
我が家の子どもたちは特にこの野菜が嫌い! というものはないけれど、ときどき急に野菜を食べなくなることがあります。
例えばカレーのじゃがいも。じゃがいもが嫌いということは決してなく、フライドポテトやポテトサラダは大好き。だけどなぜかカレーにごろりと入ったじゃがいもは残すのです。なので我が家のカレーはじゃがいもをしっかりと煮崩してしまいます。
ほかにも、かぼちゃサラダは好きだけどかぼちゃスープは苦手、なすのラザニアは好きだけどなすの煮物は苦手など、調理法や合わせる食材で好き嫌いが変わるのかもしれません。
そう思うと我が家の子どもたちが野菜好きになるときは、揚げる、炒めるなどオイルと合わせたときや、しっかりとした味のものと組み合わせたときが多いような気がします。例えばサラダなら、オイルが入っているドレッシングをかけただけの生野菜サラダはたくさん食べるし、特にハムやベーコンのような肉類が入るとさらに喜んでくれます。同じ野菜でも、メニューによって好きになることもあるかもしれません。
野菜の美味しさを引き出すには?
野菜の美味しさを引き出すために気を付けていることは、塩と加熱の仕方。野菜を生で食べるとき、ちょっとだけ塩を付けると美味しくなりますよね。緑の野菜をゆでるときはお湯に「塩少々加える」とよくありますが、私は色をきれいにするだけじゃなく、美味しくするためにも塩を使います。
ほんのぱらりと入れるのではなく、食べたときに少しだけ味を感じるくらいの塩でゆでる。数字にするとお湯1リットルに塩を小さじ1程度、パスタをゆでるときの半分くらいの塩分です。この後にちゃんと味付けもするので、しっかりと味を感じないくらいで十分。それでも、下味をつけるのとつけないのでは、食べたときの美味しさが全然違うのです。
味のベースがちゃんとしていないと、この後に味付けや見た目をいくら工夫しても、イヤなものはイヤなまま。ある意味子どもはとっても正直です。
また、一般的に野菜はほんの少し歯ごたえが残るくらいにゆでるのが美味しいと思いますが、小さな子どもであれば少し長めにゆでてやわらかくしても良いと思います。まだ歯がしっかり生えそろっていない時期は、かたく感じることで食べないということもよくあるものです。
チキンソテーに野菜をたっぷり添えて。大人も子どもも満足できるボリュームサラダ
今回のレシピは旬の春野菜とこんがり焼いたチキンのボリュームサラダ。使う野菜は新じゃがにアスパラガス、スナップエンドウと、どれも春に美味しい野菜たち。いろいろな野菜が1年中手に入るようになってきていますが、鮮度や旬によっても美味しさはだいぶ変わるもの。なので私はできるだけ旬の野菜を選ぶようにしています。
今回の春野菜も順番に下ゆでするのですが、お塩を入れるのを忘れずに。軽く下味をつけて野菜の甘さとうま味をぐっと引き出します。
春野菜に合わせるチキンソテーにもポイントがあります。子ども向けに作るとき、忘れてはいけないのが食感です。お肉がパサパサだったりかたかったりすると、それも子どもが嫌がる原因のひとつになりますから。
今回の鶏肉の下味に使ったのはピエトロのドレッシング「和風しょうゆ」。ドレッシングを使うと味がなじんで美味しくなるだけじゃなく、お酢の効果でお肉もやわらかく仕上がります。焼くときもフライパンに油はひかずにこのまま皮目からこんがり焼けばOK。ある程度しっかりと皮目に焼き色を付けるのも美味しさのポイントです。
●詳しいレシピはこちら
「ドレッシングマリネチキンと春野菜のサラダ。」
野菜もお肉もお魚も。家族みんなでテーブルを囲み、同じ料理を楽しめるように
“子どもは野菜が苦手なもの”。私は、そんな先入観を持たないことが一番大事だと思います。
子どもの好き嫌いはとっても気まぐれ。昨日食べなかったものも今日は食べるかもしれません。
一番大事なのはみんなで同じ料理を楽しむこと。サラダを美味しく食べるためのドレッシングは、野菜の美味しさも引き出してくれる調味料。家族みんなでテーブルを囲んで、同じ野菜、同じ料理を食べられるようになると食事時間がますます楽しくなりそうですね。
●「ピエトロドレッシング 和風しょうゆ」についてはこちらもチェック!
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