いつかは上手に作りたい、ちょっとハードルが高い茶碗蒸しも、いちご煮のお出汁を使えば簡単に上品に仕上がりますので、チャレンジしてみてください! *株式会社味の加久の屋様へレシピ提供させていただきました。 いちご煮とは、魚介類に恵まれた青森県の八戸地方で、ウニの旬である夏になると、釜で捕ったばかりのウニやアワビを煮込んで食べていたものが原点です。「いちご煮」のルーツはこの豪快な浜料理です。今回は、味の加久の屋様のいちご煮缶を使用しました。
ご自宅の電子レンジで200Wの設定が出来る方は、じっくり8〜10分加熱すると滑らかな茶碗蒸しができます。 蒸し器を利用する場合は10分ほど加熱してください。
元祖いちご煮缶詰(415g入り)を、具と汁で別々に分けます。
具の半分は器に移しておき、半分はトッピング用に取り分けておきます。
卵3個を泡立てないように溶きほぐし、汁と合わせます。 (この時にザルなどで濾すと滑らかな食感になります。)
⑵に⑶を注いで電子レンジで2個ずつ加熱します。 500Wの場合…ふんわりとラップをかけて3分加熱して、中心に火が通るまで (※)1分ずつ追加で加熱します。 (※竹串や箸をさしてみて中から透明の液体がにじみ出てくるのが蒸しあがりの目安です。)
蒸しあがったら、上にいちご煮の具材や三つ葉や柚子の皮をトッピングして完成です。
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なぎさ なおこ
病気予防の食事をコンセプトにした野菜中心の家庭料理が人気の「なぎさカフェ」代表兼シェフ。 2014年、料理本のアカデミー賞と呼ばれるグルマン世界料理本大賞で著書『キッチンであそぼ!』がウーマンシェフ部門で世界2位を受賞。 食に関わる豊富な経験・実績から、飲食店のプロデュースや、企業のレシピ作り、各種教育機関や施設での食育講座や料理教室の講師を務める。 料理だけではなく食事のコミュニケーションを重視した講座は、3歳からご高齢の方まで幅広い年齢に支持され、開校10年で受講生はのべ30000人を越える。 妊活から、妊婦食、離乳食、幼児食、家庭料理、介護食など、一生を通して欠かせない「食」を 『food is gift〜食べ物は毎日できる身体と心へのプレゼント〜』 として『贈り物を選ぶように、食事を選ぶ事』を提案し、食のある健康な空間と環境づくり作りに愛情と情熱を注いでいる。