夏が終わると栗の季節! 買うとお高い栗の渋皮煮を手作りしてみませんか? 売ってる渋皮煮みたいに美味しく出来ますよ。
最初の1回だけ重曹を入れて茹でこぼす事で、渋が取りやすく、柔らかく煮る事が出来ます。
生栗は買って来たら一晩水に浸けておく。 すぐに調理しない場合は、水気を良く拭き取り、冷蔵庫のチルドルームや下段奥の温度変化しにくい場所で保存します。
座(栗の下のザラザラした薄茶色の部分)の一部を削いで、鬼皮を剥きます。 この時、渋皮を出来るだけ傷付けないように気を付けます。 剥いた栗は乾燥しないように常に水に浸けておきます。
栗の全量が余裕で入るくらいのお鍋に、鬼皮を剥いた栗と完全に栗が浸るくらいの水、重曹を入れて火にかけます。
鍋の中が全く透けて見えないくらい黒っぽく濁って泡が出て来たら、火を止めて煮汁を8割くらい捨てます。 そこに栗が浸って手を入れられるくらいの温度まで水を足します。
一つ一つ丁寧にに渋を取ります。取りにくい渋は無理に取らなくても大丈夫です。(後で同じ作業をするため) ネイルをされている方はぴったりフィットする調理用ゴム手袋などを使うと良いです。 渋を取った栗は水(出来ればお風呂程度のぬるま湯)を張ったボウルに入れておきます。
全ての栗の渋を取り終わったら、お鍋をきれいに洗って、渋を取った栗を入れ、浸るくらいの水(出来ればお風呂程度のぬるま湯)を入れて、再度火にかけます。
お鍋がふつふつと湧いてきたら、グラグラ煮立つ前に火を止めて、3〜5の作業をもう2回繰り返します。
渋を取り終わった栗と栗が浸るくらいの水(出来ればお風呂程度のぬるま湯またはお湯)と砂糖の1/3量を入れて火にかけ、ゆっくり混ぜて砂糖を溶かします。
ふつふつと湧いてきたら、火を弱めてそのまま30分程煮た後、火を止めて冷まします。
お鍋が完全に冷めたら、7〜8をもう2回繰り返します。
味見して、好みの甘さなら(ブランデーやラム酒を入れる場合はここで入れて)もう一度沸騰直前まで温めてから煮沸消毒したビンに栗を詰め、浸るくらいのシロップを入れて出来上がり。
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古谷 真知子
東京都台東区にて0歳からのお子さんと、料理と食育を学べる教室「食育教室 おやこキッチン」を主宰。 シンプルな食材と手順で、子供と一緒に無理なく作れる、食べられるレシピを目指しています。 1級食育インストラクター、キッズキッチンインストラクター