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    基本のカスタードクリーム

    • 投稿日2021/09/16

    • 更新日2021/09/16

    • 調理時間20

    シュークリームやクリームパンでおなじみのカスタードクリーム。 「菓子屋のクリーム」と呼ばれる基本のクリームですが、おうちで作るとなるとダマができたり、焦げてしまったりと難しいイメージをお持ちの方も多いのでは? いくつかのポイントを押さえれば、ツヤがあってなめらかなカスタードクリームがおうちでも作れます♪ 使用するレシピに合わせて生クリームやバタークリーム、イタリアンメレンゲなどと合わせて使うベースとなる濃厚な配合です。

    材料できあがり約300g

    • 卵黄
      3個分(約55g)
    • 砂糖
      60g
    • 薄力粉
      25g
    • 牛乳
      300ml

    作り方

    ポイント

    カスタードクリームは冷蔵保存で翌日までを目安にお召し上がりください。 分離するので冷凍はできません。

    • 薄力粉をふるっておく。

    • 1

      ボールに卵黄を入れて溶きほぐし、砂糖の半量を加えてすぐに白っぽくなるまですり混ぜる。 ※卵黄と砂糖をしっかり混ぜておくことで、後で熱い牛乳を加えた時に凝固するのを防ぐことができる。 ※卵黄に砂糖を加えてすぐに混ぜないと砂糖が卵黄の水分を吸って塊ができてしまう。

      工程写真
    • 2

      薄力粉を入れて、粉気がなくなるまで混ぜる。 ※半量をコーンスターチに置き換えると、歯切れ良い食感になります。薄力粉だけで作ると濃厚な感じです。使いたいお菓子に合わせて選んでください。

      工程写真
    • 3

      鍋に牛乳と残りの砂糖を入れて沸騰させ、2のボールに少しずつ加えて混ぜる。 バニラの風味をつける場合は、牛乳にバニラビーンズまたはバニラオイルを加えておく。

      工程写真
    • 4

      鍋に戻し入れるときに濾し器を通して戻し入れる。 ※ここでは牛乳を沸かすときに使った温かい鍋に戻し入れることで、炊き時間を短縮し余計な粘りが出るのを防ぎます。

      工程写真
    • 5

      中火にかけてゴムベラで底から混ぜながら炊く。 ※この工程で焦げができやすいので、強火にしない。 底から混ぜることで火の通りを均一にし、底が焦げ付くのを防ぐ。特に鍋の隅の方が混ぜ足りなくなりやすいので隅の方にもゴムベラが当たるようにする。(この工程はホイッパーで行うレシピが多いのですが、ホイッパーだと鍋の隅まで届かないので私はゴムベラがおすすめです) ※ここでは焦げ付きを恐れて弱火にしすぎると長時間炊くことになり、余計な粘りが出てしまいます。短時間で一気に炊き上げるイメージで。

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    • 6

      加熱を始めるとすぐにとろみがつき、塊ができ始める。 強いとろみがつきゴムベラを混ぜる手に重みを感じるようになったらあと少し! ※この時点でカスタードクリームができているように見えますが、ここでやめてしまうと粉に火が入り切っておらず口当たりが悪くなります。

      工程写真
    • 7

      鍋の底からボコッボコッと沸き、混ぜる手がスッと軽くなってツヤが出たら炊きあがり。出来上がりはボトッと重い感じではなく、タラタラ~っと垂れるような柔らかさになっています。 ※初めて作るときは「スッと軽くなる」感覚がわかりにくいと思うので、ポコッポコッと沸き始めて30秒くらいを目安に炊く。 ※ここでバターを10~20g程度加えるとより濃厚な風味になります。使うお菓子に合わせて。 ※出来上がったクリームをもう一度濾し器に通すと加熱時にできたダマや焦げを取り除くことができます。

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    • 8

      すぐにバットなどに移し、カスタードクリームにぴったりとラップを張って上下から保冷剤などで冷やす。 ※ラップが浮いていると水滴が落ちるのでピッタリ貼るのがポイント! ※ここで素早くしっかりと冷やさないと、雑菌が繁殖しやすく傷みやすいので気をつけて。

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    • 9

      冷えるとペロンとはがれる。もしボロボロ割れるような感じだった場合は炊き足りていない。ここから炊きなおすことはできないので次回作るときはもう少し炊くように注意すると良いです。 少し口当たりは落ちますが食べられるので、食べちゃっても大丈夫です。

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    • 10

      このままだと口当たりが悪いので、使う前に塊をつぶすようにゴムベラでほぐすとなめらかなクリームになる。 ここからレシピによって生クリームやバタークリームと合わせて使用します。

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    • 11

      ホイップと混ぜる場合は、別のボールで生クリームを角がたつまで泡立て、ほぐしてなめらかにしたカスタードクリームと合わせる。 ※カスタードとホイップを同量程度合わせる場合は、カスタードクリームの牛乳の分量を250mlに減らし、固めに仕上げることもあります。 ※生クリームは動物性脂肪40~45%の物がおすすめ。

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    • 12

      コーヒー味のカスタードクリームにする場合。 インスタントコーヒー小さじ2を水小さじ1/2で溶いたペーストを加え、ほぐしつつ混ぜ込む。 コーヒーの量はお好みで加減してください。

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    • 13

      チョコレート味にする場合は出来上がってまだ熱いうちにチョコレート(できるだけ高カカオの物)を50g加えて溶かし混ぜる。 ※チョコレートを混ぜ込む前程なら、薄力粉とコーンスターチを半々で作るカスタードクリームをおすすめします。

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    • 14

      抹茶味にする場合は抹茶小さじ1~2(お好みで量を調節)を少量の水で溶いてペースト状にしたものを工程10の段階で加えて混ぜる。

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    • 15

      もう少し量を減らして作りたい場合。 卵黄2個、砂糖40g、薄力粉15g、牛乳200mlで作ります。

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    • 16

      生クリームを加えずにトロトロのクリームにしたい場合。 卵黄2個、砂糖60g、薄力粉15g、牛乳300mlで作ると、後で生クリームを加えて調節しなくてもトロトロ流れるような柔らかなクリームになります。 あっさりした味わいになります。

    • 17

      他にもオレンジやレモンの皮を加えたり、リキュールで香りづけをするアレンジ、カボチャや栗、さつまいものペーストと合わせるアレンジなど自由自在に楽しめます♪

    レシピID

    421686

    質問

    作ってみた!

    • ちゃんりー
      ちゃんりー

      2022/01/16 09:17

      こんにちは! 初めて作りました。が、工程7でボテっとしてしまいました、、、これは炊きすぎなのでしょうか?💦
    • Shino
      Shino

      2021/10/13 17:08

      簡単に美味しく出来ました!コツがわかりやすく説明されていて迷わず作れました!ありがとうございます😊

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    hoppe
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    hoppe

    料理研究家

    hoppe(ほっぺ) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 元看護師(産婦人科、整形、脳外、内科などの勤務を経て高齢者のデイサービス勤務をしてきました。特に高齢者デイサービスは私にとって天職と思えるような充実した楽しい日々でした。) 昔から趣味はと聞かれれば「お菓子作り」と即答してきました!今も変わらずお菓子作りが趣味です。 私の初めてのお菓子作りは小学生のとき。 母が驚くことを期待しながら一人でレシピを見て作った型抜きクッキーでした。 仕事から帰った母の驚いた顔と美味しいと喜んだ顔は今でも忘れられません。 お菓子作りには幸せがいっぱい詰まっています♪ 買うのが当たり前だと思っていたケーキを自分で作れた喜び。 誰かのことを想ってレシピや材料を選んだり、出来上がりを想像しながら作るワクワクした時間、相手が手作りに驚いたり「美味しい!」と笑顔になる瞬間、オーブンからただよう甘い香りに包まれる時間やドキドキしながらオーブンを覗き込む時間、焼き立てを味わえるのも手作りならでは。 でも、日々のお料理とは違い、お菓子は必要不可欠なものではありません。 毎日のことではないので特別な日のケーキは買えばいいし、わざわざ材料や道具を揃えて、となるとハードルが高い物だと思います。 でも、特別なものだからこそ手作りすればさらに特別感は大きくなり、喜びも膨らむと思います。 そして、お菓子作りってやってみると意外と難しい物ではありません。 私は今までお菓子作りを通してたっくさんの幸せを感じてきました。 家族のために日常的にパンを焼くようになってからは友人を招いて、手作りのパンや料理、デザートをふるまっておもてなしをする楽しさも知りました。 この幸せな気持ちをたくさんの人に感じてもらいたい! 自分でケーキやパンを作れる喜びを知ってもらいたい! 安心、安全なお母さんの手作りおやつや焼きたてほわほわパンの優しさをたくさんのおうちに広めたい。 その思いがすごくすごく強くなったので、看護師を辞めてレシピをお伝えすることに力を注ぐことにしました。 日々のおやつだけでなくおもてなしや特別な日に作るお菓子レシピをメインに、大切な家族のために安心、安全にこだわって作る料理やパン、友人をまねくときのおもてなしランチのレシピも公開していきます。 私のレシピを信じて材料を揃えて時間をかけてくれる誰かの笑顔を想像して(*^^*)

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