手作りパンは特別な道具や型がないと作れない、そんな風に思っている人、いますよね。でも、型もオーブンも不要、おうちにあるもので焼けるパンもあるんです!
このレシピはこねる時間は短く、発酵は冷蔵庫の野菜室にお任せ。夜、作って型に入れておけば、朝はトースターにセットするだけで焼きたてちぎりパンが楽しめます。
話題のちぎりパンを家にあるもので、かつ、簡単な方法で、でもおいしく焼けるレシピ、ぜひお試しください。
牛乳パックで型を作る、簡単ちぎりパン
【材料(11・角の正方形に9つの丸パンができる分量/3人分程度)】●用意するもの牛乳パックアルミホイル(あればフライパン用のもの)ホチキス、はさみ、ボウル大1個、小1個、ゴムベラ、オーブンシート、ラップ、トースター
まずは牛乳パックで型を作りましょう
1. 牛乳パックを平面になるように切る。底面は切り離し、4つの長方形に切り分ける。このうち1つの長方形を写真左上のように半分にカットしておく
2. 1で長細く切り分けた牛乳パックの口部分の高さ半分の位置に折り目をつける。また、口部分をのぞいた長さの半分の位置にも折り目をつけておく
3. 写真右上のように、2つの牛乳パックを組み合わせて11・の四角形を作る
4. アルミホイルで全体をくるみ、ホチキスで止める※うまく使えば10回程度はお使いいただけます。※
型ができたら生地作りスタート!
【パン生地の材料】
国産強力粉 150g
塩 2g
砂糖 12g
牛乳 80g
水 20g
インスタントドライイースト 2g
バター 15g(有塩でも無塩でもOK)
【作り方1. 生地をこねる】
1. 大きなボウルに強力粉、塩、砂糖を入れてひと混ぜする
2. 小さなボウルに牛乳と水を入れ、イーストを振りかけて溶かす。イーストが溶けたら、1のボウルに移し、ゴムベラで2分程度混ぜ合わせる
3. 2の状態が変わらなくなってきたら手で3分ほどこねる
4. 表面がぼこぼこしていてもそのままでいいので、バターをのせてラップをし、10分休ませる
5. バターの上から生地を手でぎゅっと揉み、バターのテカリがなくなるまでよく揉む※通常ここで1次発酵をとるのですが、今回はとらずにそのまま成型へ!
【作り方2.成型する】
1. 生地を9つに分ける。できれば計量器を使い、1個を30gずつにする
2. 生地の端と端をつまむようにして丸く整える
3. その状態でラップをして5分おく
4. 5分おいたら再度丸めなおす。この段階で表面がツルンとなる
【作り方3. 発酵させる】
1. 型の内側に油を薄く塗り、9つの丸い生地を均等に入れる
2. 型にかぶせるラップの内側に油を塗る。油を塗った面が生地に当たるようにかぶせ、冷蔵庫の野菜室に8時間以上おく
【作り方4. オーブントースターで焼く】
型に入れたままオーブントースター800wで15~20分焼く。途中焦げそうになったらアルミホイルをかぶせて様子を見る。
パンとパンの間が不透明に白くなればOKです。透明っぽいところがある状態はまだ生焼けなので、時間を追加してください。時間は目安としてお考え下さい。
時間があるときに、【こね】から【成型】まで行い、野菜室で発酵、焼きたいときにトースターで焼く! という作り方もできますよ。
そのままバターやチーズをのせて食べるのはもちろん、サンドイッチにしてもおいしいですよ。
常温においておけば3日間はおいしく食べられます。お弁当やおやつにもピッタリです!
ちぎりパンのおいしいアレンジ
少し日にちが立ってしまったパンはフレンチトーストにするのがおすすめ。前日に卵液につけておけば、朝は焼くだけ! こちらもおすすめです~。
【材料】卵 1個牛乳 100g砂糖 20gパン 適量(ちぎりパン1台分までOK)バター 15g(無塩、有塩、どちらでも)
【作り方】
1. 深めの保存容器に卵を割り入れフォークで混ぜて牛乳、砂糖を加えて混ぜ合わせておく
2. 1にパンを入れて保存容器にふたをし、上下さかさまにして全体に卵液をしみこませ、一晩おく
3. フライパンにバターを溶かし、2をこんがり焼いたら完成! お好みで粉糖やはちみつ、メープルシロップをかけても
手作りパンは特別な道具や材料がなくても簡単に作れます! こねるところから自分で作るパンのおいしさは格別です。特別おいしい手作りちぎりパン、ぜひ作ってみてくださいね!
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