きっかけはレシピコンテスト
電子レンジを駆使する、時短料理、洗い物を減らす、盛り付けやテーブルコーディネートに手をかける・・・料理へのこだわりは人それぞれ。じゃあ私は?
本日ピックアップするのは、この問いに、ようやく答えが出たかなと思えたお料理「包丁いらず!炊飯器で豪快スペアリブ飯」です。
誕生のきっかけは、R25とNadiaのコラボレーションレシピコンテスト「炊飯ジャーで作る!アッと驚くパーティーレシピ」でした。
R25と言えば大人の男性が読む冊子、なにしろサブタイトルは「30オトコの本音に向き合う」、それならお料理もいつもと違う視点でイメージしなきゃですよね。
男子クッキングならとにかくカンタン&ゴーカイに!ポイントは「手をかけない」こと。せっかくみんなで集まって盛り上がろうぜ!という時に、一人だけキッチンで長時間仕込み・・・なんて楽しくないですから。
「作りやすい」を求めてたどりついたのは…
作ってみようかなと思うか思わないか?最初の関門になるのが「材料欄」。数は少しでも少ない方がいい、ずらっと並んでるだけでもう「面倒」になってしまいがち。
選ぶ材料も調味料もちょっと違います。
わさび・からしは買わないけど、柚子胡椒やラー油はお高い方を常備。オリーブオイルは大好きだし、塩に至っては数種類持っていたり、胡椒はガリガリ削るほど拘ったり。でもめんつゆ・みりんには興味なし。この違い、おもしろいですよねぇ。
そして、料理慣れしていない人にとっての一番のハードルは、やっぱり「包丁」。
チョチョッとやるだけだよ?ってことでも、例えば「その配線をこっちに繋ぎかえるだけだよ」って言われるのと同様、簡単なことでも慣れない作業だから「あーめんどくさい!」って思っちゃう。
その線引きがわからないので、今回は特に思い切って「引き算料理」に徹しました。
スペアリブを焼いて、材料を炊飯器にセットするだけの超お手軽調理。いつもなら当たり前に入れてるニンニクもタマネギも省略するとなると、足りない旨みも風味も補ってくれる物はアレしかありません!男子大好き焼肉のたれ!
でも、市販の焼肉のたれだけに味付けを頼っちゃうのはどうでしょう?それに、肉と味付きご飯だけじゃね、寂しいと言うか、少々罪悪感と言うか(苦笑)この2つの消化不良な思いを解決してくれたのがキムチ!具材としても調味料としても、いい仕事してくれました。
『包丁いらず!炊飯器で豪快スペアリブ飯』レシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/23165/recipe/127145
普段の料理もできる限りシンプルに
この料理を作っていてふと感じたのが、あれ?この引き算料理って普段から私やってるんじゃない?ってことでした。もちろん今回は極端な引き算だったけど、レシピ開発における考え方としては近いなぁって。
材料も、工程も、試しに省略してみる。
ここで加える酒って必要?と思ったら省略してみて「豚肉の臭みが出てる!これは省略できないなぁ」とか、この調理法なら粉まぶしを省略しても変わらないなとか。味や食感にどんな影響が出るのか?ひとつひとつ試して出来る限り簡単シンプルに。
面倒くさがりの私がこんなに面倒なことをしているなんて、考えてみたら何だか不思議。つまり私は"さぼるために一生懸命"なんですね。私のレシピで面倒だなという工程があったら、それは省略してはいけない工程だと思ってください。