噛みしめるほどにおいしい沖縄の伝統料理クーブイリチー。クーブは昆布、イリチーは炒め煮のこと。細切りにした昆布をかつおと豚肉のお出汁で炒め煮します。もとはお祝い事などハレの日に欠かせない縁起の良いお料理ですが、作り置きもできてとにかくご飯がすすみますよ♪ 冷めてもおいしく、お弁当にもおすすめです。
◆本来は豚のかたまり肉を茹でて出汁を取り、その肉とスープを加えて煮ます。(こちらでは手早く作りやすいよう、肉と脂身のバランスが良い切り落とし肉を使って味を出しています。) ◆主役はあくまで昆布なので、豚肉、こんにゃく、かまぼこなどの量は控えめにするとバランスが良いです。
昆布は水に一晩ひたして戻しておく。 (※昆布出汁の方は別のお料理に使ってください。)
昆布、かまぼこは細切りにする。 こんにゃくは細切りにして塩(分量外)でもみ、一度洗ってから熱湯で茹でてアクを抜く(時間がない時は塩もみだけでもいいのでしてくださいね)。 豚肉は2cm程度の幅に切る。
鍋に油を熱して豚肉を炒める。 肉の色が変わったら、昆布とこんにゃくを入れて炒め合わせる。
A だし汁(かつおだし)250cc、きび糖大さじ1杯半、醤油大さじ4、酒大さじ2を加えてひと煮立ちさせ、落とし蓋をする。ふつふつするくらいの火加減で、そのまま約10分煮る。
かまぼこを入れ、蓋を外して5分ほど煮ればできあがり。
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / フードライター どこの国のお料理でも、 しみじみとおいしいものが好きです。 ○旬の食材、季節感を大切にしたおかず ○ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ○簡単エスニック などを作っています。 企業向けレシピの開発や 食関連の書籍・コラムの執筆、 翻訳、講演など活動中。