ブロッコリーは平性に部類される為、アーユルヴェーダのどの体質の方へも比較的安心して取り入れていただけます。アブラナ科の野菜はヴァータを増やす傾向があるので、ヴァータ疾患が気になる方は食べ合わせに注意。油分で潤いと、マスタードシードが腸管内に溜まったガスを排出してくれます。 また、水分を適度に入れ、自然の甘味を麹によってさらに引き出しましょう。 水分を含みすぎると形が崩れ、栄養価も落ちてしまう為、短時間で仕上げるのがポイント。 また、口・鼻・喉などの粘膜を保護する効果も期待できるので、風邪予防にも。 春先にかけて起こりやすいカファ症状(アレルギー反応)などの事前対策にも良いでしょう。
食感が残るよう短時間で仕上げる為、何かの料理と同時進行よりは単体でサクッと仕上げてしまうことをおすすめします。(※同時進行だとつい火を入れすぎてしまったり、塩麹が焦げてしまう可能性があります。)
①ブロッコリーの茎部分を切り落とし、食べやすい大きさに切る ②太白の胡麻油を半量(大さじ1/2)と塩麹を小さいボールで混ぜ合わせる
太白の胡麻油を残りの半量(大さじ1/2)をフライパンに入れ弱火にかけ、塩ひとつまみとブラックマスタードシードを入れる。
マスタードシードがパチパチ跳ねるので蓋をして音が落ち着くまで待つ。落ち着いたらブロッコリーを入れて、全体にオイルを絡める。
ブロッコリーに焼き色が少しついたら下準備の②太白の胡麻油と塩麹を全体に絡めるようにあわせる。
全体に絡んだら水を入れ蓋をして中火にして1分30秒蒸し焼きにする。
残った茎の部分はスープに入れたり、炒めものに合わせるなど余さず使いましょう!
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幸村亜美
◼︎ヨガ講師歴15年 ◼︎アーユルヴェーディックアドバイザー ◼︎フードコーディネーター ◼︎2児の母 家庭料理こそ、最古の処方箋。 私達の身体は食べたものから生成されます。 どのような食べ物を、どのような調理法で、どのような食べ方をするかによっても素材のもつエネルギーの還元率が変わってきます。 「食」を通して、家族の健康を守れるお母さんでありたく日々奮闘中。 ヨガとアーユルヴェーダの考えを通して長期的にみた心身の健康管理法をご提案致します。 どのようなものをどのように食べたら心身の健康を促すことができるのか?食から心身を整える為に食べものや食べ方のコツなども合わせて投稿していきます。