今回ご紹介するのは、屋台フードの代表格、焼きそばです。といっても一般的なソース焼きそばではなく、夏にぴったりのさっぱりとした塩焼きそば。 味つけは、塩だけにすると少し淡泊でぼんやりとした味になりがちなので、塩の代わりに旨味の強い塩麹を使用します。また、レモン果汁をたっぷり加えることで、爽やかで暑い時期にも食べやすい味に仕上げました。 今回のレシピではメインの具材は魚介にしていますが、定番の豚肉やキャベツにもよく合いますので、お好みの具材でアレンジしてくださいね♪
◆ 冷凍食材は水に浸けることで解凍時間を早めることができますが、ただの水だと魚介も水っぽくなってしまうので、塩水を使うことがポイントです。 ◆ 刺身用の帆立をお使いになる場合は、完全に火を通さず、半生くらいの状態で食すのがおすすめです。火加減を見る際は、帆立の上面をよく見てみてください。少しふっくらと盛り上がり、割れ目が開き始めていて、指で押したときにやや弾力を感じるくらいが取り出すタイミングです。 ◆ 塩麹は商品によって塩分濃度が異なりますので、最初から全量を加えるのではなく、味をみながら量を調整してください。 ◆ レモンの皮を使う場合は、必ず防カビ剤不使用のものを選んでください。また、無農薬で育てられたレモン以外は、食品にも使用できる食器用洗剤を使ってスポンジでしっかり表面をこすり洗いすることをおすすめします。多くの食器用洗剤は食品にも使用できるので、お手元の洗剤のパッケージにかかれている用途の表示を確認してからお使いください。
帆立(冷凍)といか(冷凍)は3%の塩水(分量外)に浸けて冷蔵庫で4時間以上おき、解凍する。
長ねぎは6cm長さに切り、縦に切り込みを入れて芯を取り除き、トッピング用にせん切り(白髪ねぎ)にし、しばらく水にさらしてから水気を切る。取り除いた芯はみじん切りにする。
アスパラガスは根元の皮をむき、一口大の斜め切りにする。
帆立(冷凍)といか(冷凍)の水を切り、ペーパータオルでしっかりと水気をとる。いかは大きければ一口大に切る。ブラックタイガーは殻をむき、浅く背に切り込みを入れ、背わたがあれば取り除く。
フライパンを強めの中火で熱し、油小さじ2をひき、③の魚介を並べて両面を焼く。それぞれ火が通ったところで取り出し、火を止める。
麺が完全にほぐれたら、④の魚介を戻し(魚介から汁が出てきていれば汁も一緒に加える)、B レモン果汁大1個分、塩麹45gを加えて炒め合わせる。
器に盛りつけ、①の白髪ねぎと糸唐辛子を添え、最後に上からレモンの皮のすりおろしをかける。
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早坂玲奈
大切な記念日や、ご友人を招いてのお食事会など、料理を少し頑張ってみたいときに「何を作ったらいいかな・・・?」と迷ったら、ぜひ私のレシピルームをのぞいてみてください。『大切な人を喜ばせたい』という気持ちを応援するためのおもてなし料理をご紹介しています。 出張料理人・飲食コンサルタント・料理教室講師・フードスタイリストとしての経験を積みながら、プロ向けからご家庭向けまで、様々なレシピ開発に携わってきました。美味しさで周りを喜ばせることは、作り手自身の幸せにも繋がることだと日々感じながらこの仕事を続けています。 「簡単」「時短」も素晴らしいけれど、ときには時間をかけて料理を頑張ってみたい日もあると思います。料理にかける手間は、正しく作れば必ず報われます。丁寧に作り方をお伝えすることで、みなさんが大切な日を笑顔で過ごすためのささやかなお手伝いができれば嬉しいです。