パウンド型×ごく普通の材料で作れる至福の食パンです♡ シルキーなくちどけ、やわらかさ、リッチな香り。 その感動、保証します。 この食パンを作るときだけ自然と”ひねり”を入れて捏ね上げてることに気付いたので、ぜひ取り入れてみて下さい。 初めてさんでも作りやすいよう、工程を細分化してあります。 手ごねを楽しもう~(^^)
◆バターは有塩でも無塩でも。本レシピは有塩使用です。 ◆捏ねすぎても生地が酸化するので、トータル25分内を目安にリズミカルに行って下さい。 ◆本レシピはカメリア使用です。 ◆砂糖は保水力の高い上白糖がお勧めです。 ◆3日目でも柔らかいですが、手製なのでなるべく早く召し上がって下さい。 ◆食パン型なら1.5斤分くらいです。
◆牛乳を600Wレンジで40秒加熱して人肌に温める。(夏は省略) ◆バターはラップで挟んで少し平べったくする。
ボウルにA 強力粉300g、砂糖(上白糖か三温糖)25g、塩3g、インスタントドライイースト4gを入れて泡立て器で混ぜたら、牛乳を加えてよく混ぜ、粉気が無くなったら生地を台に出す。
【捏ね:①】 叩き捏ね。 スナップを効かせて叩き付け、ドレッジで集めて畳んで再び叩き付ける、の繰り返しです。 根気よく打ち続けると、台に張り付くベタベタの生地が、ツルリとしてきます。 ここまで、およそ10分。
【捏ね:②】 まとまってきたら、掌の下部に体重を乗せて押し伸ばしては戻す、向きを変えて押し伸ばしては戻す。 10分ほど繰り返します。
【グルテンチェック】 生地の端を少し切って両手で持ち、四角く伸ばした時に薄い膜状になってちぎれなければOK。
【捏ね:③】 生地を広げて真ん中にバターを乗せて包み、引きちぎったり握ったりして混ぜながら捏ね混ぜる。
せっかくまとまった生地が再びベチャベチャになりますが、数分で再びツルリとまとまります。
【捏ね:④】 ひねり捏ね。 捏ね②の動きにひねりを加えながら捏ねる。 利き手が右の場合右掌は力を加えて左斜め上へ、左手は軽く右斜め下へ、伸ばしては戻しの繰り返し。これを3分で捏ね終了! ※車で左折するときのハンドル操作に似ています。 ※引きちぎれない力加減で捏ねましょう。
【一次発酵】 生地を丸くまとめてボウルに入れ、ラップをして30℃で60分発酵させる。 ※室内発酵の目安⇒2~2.5倍
【成形】 打ち粉をして麺棒で縦20㎝×横15㎝くらいに伸ばしたら、左右を内側に畳み、手前からクルクルと巻く。 巻き終わりは指でつまんで閉じる。
型に油を塗り、渦巻の面が型の側面になるようにして、生地を2個ずつ入れてラップをする。 ※クッキングシートを敷いても良いです。やりやすい方でどうぞ。
【二次発酵】 35℃で35~40分、生地が型と同じ高さになるまで発酵させる。 ※室内発酵の場合も同様の目安。 ※冷蔵庫で発酵させる場合は6~8時間を目安にどうぞ。多少型より出ても大丈夫です。 ※表面が乾燥しそうなら事前に霧吹きを。
オーブンを天板ごと230℃に温める。 余熱が完了したら、卵液を優しく塗ってオーブンに入れる。 ※私は溶き卵に低脂肪乳小さじ1~2を混ぜてます。
【焼成】 素早く霧吹きをし、200℃で18~20分焼く。 焦げそうなら途中でアルミホイルを被せて下さい。
焼きあがったらすぐに型から出して網の上で粗熱をとる。 出来上がり♪ ※スッと出ない場合は側面をナイフで剝がして下さい。
【おまけ②】 上部が18㎝×8㎝のパウンド型使用です。各メーカーのSサイズに相当。100均でも手に入ります。
【おまけ③】 ドレッジ(右)は100均のスケッパーで代用可能。が、ドレッジも数百円なので持っとくと便利♪ 柔軟性が違う。
【おまけ④】 軽くて動く台だと叩きごねで少々ストレスを感じます。滑り止めなどで固定するか、重たいものがあれば快適です。
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西井千里(ち~sun)
料理家
【兼業料理家/食生活アドバイザー】 都内で美容サロンを営み12年目を迎えた食いしん坊。 「優しく楽しく親切なレシピ」をモットーとします。 材料も調味料も手軽なものを使い合理的に整えるのが得意です。 簡単~本格的まで、古今東西の ”美味しい” をご提案。