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*工程1〜7・21・23はどのパンでも同じです。お好みの成形によって工程8〜20と22は変えてくださいね♪ *この生地を覚えておけば、形を変えたり具材を変えたりアレンジは無限大です!(魔法の生地と呼びたい。笑)
・たくさん作って冷凍しておいても便利です! ・具材だけ変えて作っておけば毎日飽きずにいろんなパンが食べられますね♪ ・もちろんそのまま食べても美味しいのでシンプルなドックパンやバンズの形にしてもOK! ・バンズは型がなければクッキングシートを9㎝の輪っか状にしてホッチキスで止めたものでも代用可能。
・ハムは水気があればキッチンペーパーで拭き取っておく。 ・牛乳の温度は夏は10℃くらい、冬は30℃くらい、春・秋は25℃くらいに調節する。 ※電子レンジや冷蔵庫で調節するのがお勧めです。
〈パン生地作り〉 ボウルにA 強力粉380g、イースト4g、塩7g、砂糖23gを入れ、ゴムベラでよく混ぜ、均一にしておく。 ※粉類だけで混ぜることでイーストがダマになるのを防ぐことができます。
混ざったらB 卵38g、牛乳266gを加えて、ゴムベラでひとまとまりになるまで混ぜる。 ※ざっくり混ざってまとまっていればOK。粉気が少し残っていてもこの後こねていくので大丈夫です。
生地がまとまったら台に出して艶が出てなめらかな状態になるまで、手のひらの部分を使って体重をかけながらこねていく。 ※たくさん生地を集めた状態で、体重をかけてこねていくと早くこねあがります。
生地に艶が出てきたら、C バター30gを広げた生地の上に置き、周りの生地で包み込む。包んだらまた体重をかけながらこねていく。生地の表面がなめらかで艶のある状態になればこねあがり。 ※こねはじめの最初の頃はバターが生地から飛び出してきますが気にせず、体重をかけてぐりぐりとこねていきましょう。次第にバターが生地に馴染んでくるので思い切ってこねて大丈夫です!
〈一次発酵〉 生地をボウルに戻して、乾燥しないようにラップをして35度で40〜50分ほど発酵させる。 ※大きさが1.5〜2倍くらいになったら発酵完了です。
〈フィンガーテスト〉 発酵が終わったら指に粉(強力粉:分量外)をつけて生地にさして、生地を確認する。抜いたときに穴が塞がらなければ発酵良好。 ※穴が塞がる場合は10分ほど発酵時間を追加して、穴が塞がらなくなるところまで発酵させる。
〈ガス抜き〉 生地の状態が良さそうならそのまま生地全体を軽く押して、余分なガスを抜く。 ※余分なガスを抜くことでこの後のイーストの活性が上がって発酵が促進されます。
〈分割〉 生地をボウルから取り出し、お好みの成形方法に合わせて重さをはかりながら分割していく。分割できたら生地が乾燥しないようにラップをかけて5〜10分ほど休ませる。 *重さ一覧 ・バターロール50g×2 ・ドックパン100g×1 ・バーガーバンズ80g×1 ・ミルクハース60g×2 ・チーズクッペ60g×2 ・シュガートップ50g×2 ・ハムロール30g×4 ※個数は一例なので全部ドックパンにしても、全部ドックパンにしてもOK♪
〈成形・バターロール1〉 生地のとじ目を上にして手のひらで直径12cmくらいの円形になるように潰し、手前側から巻いていく。(ドッグ型) ※まき終わりのとじ目はよくつまんでおきましょう。 ※できたら5〜10分ほど休ませておきましょう。
〈成形・バターロール2〉 休ませた生地に柔らかさが出てきたら24㎝(カード2枚分)の長さに伸ばす。 ※生地は内側から外側に向かってWの字を描くように伸ばすのがポイントです。
〈成形・バターロール3〉 伸ばした生地を縦にして、手前側の生地を中央の部分まで折りたたんだ後、めん棒を使って上下に伸ばしてしずく型にする。
〈成形・バターロール4〉 生地が伸ばせたら手前側から生地の先端に向かってコロコロと巻いていく。 ※中心をずらさないように巻くのが綺麗に成形するコツです。 ※巻けたら巻き終わりを下にしておきましょう。
〈成形・ドックパン1〉 生地のとじ目を上にして手のひらで軽く潰した後、めん棒を使って直径15㎝の円形に伸ばす。
〈成形・ドックパン2〉 生地が伸ばせたら、上下の生地を中心まで折りたたみ、さらにもう半分に折りたたんでとじ目をしっかりとつまむ。 ※とじ目をつまんだらその部分を下にしておきておきましょう。 ※もし型がある方はとじ目を下にして型の中に入れておきましょう。あるとまっすぐ綺麗に焼けます。(今回は新IFトレー小判使用)
〈成形・バンズの場合とシュガートップの場合〉 とじ目を上にして手のひらで軽く潰して生地を広げた後、もう一度丸め直してとじ目をつまむ。 ※とじ目は下にしておいておきましょう。 ※バンズはセルクル(9㎝)があればその中に入れておきましょう。 (セルクルにはバターを塗っておきましょう)
〈成形・ミルクハース1〉 とじ目を上にしてめん棒でカード1枚分の楕円形に伸ばし、手前側から 巻いていく。 ※巻き終わりの部分はしっかりとつまんでおきましょう。
〈成形・ミルクハース2〉 霧吹きで生地を湿らせて、強力粉(分量外)を生地の表面にまぶす。 ※とじ目の部分を下にしておいておきましょう。
〈成形・チーズクッペの場合〉 とじ目を上にしてめん棒でカード1枚分の円形に伸ばし、F ミックスチーズ10gを乗せて包み込む。 ※とじ目はしっかりとつまんでおきましょう。 ※とじ目を下にしておきておきましょう。
〈成形・ハムロール1〉 とじ目を上にしてめん棒でハムより一回り大きくなるように生地を伸ばす。(4枚分行う)
〈成形・ハムロール2〉 H ハム4枚を生地の中央に置いたら横に4枚重なるように置いて、1枚目においた生地の方から巻いていく。巻けたら生地の中央で半分に切る。 ※切ったら断面が見えるようにしてアルミカップなどの型があれば入れておきましょう。
〈最終発酵〉 全ての成形が終わったら35度30〜40分で一回り大きくなるまで発酵させる。
〈焼成前の仕上げ〉 ・D 溶き卵適量をバターロール、ドックパン、バンズ、チーズクッペ、シュガートップ、に塗る。 ・バンズにはE 白炒りごま適量を散らす。 ・ミルクハースは4〜5本ナイスやカミソリで横に切り込みを入れる。 ・チーズクッペはお好みで1〜2本ナイフやカミソリなどでチーズが見えるくらいまで深く切り込みを入れる。 ・シュガートップはハサミで十字に切り込みを入れ、切り込みの中心にI バター適量、ポップシュガー適量をのせる。
〈焼成〉 180度に予熱の入ったオーブンで13〜16分焼く。 ※チーズクッペは焼けたらお好みでG パセリ適量をふると見た目も綺麗に仕上がります。
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完全感覚ベイカー/お家パンの人
【profile】 1991年12月31日神奈川県生まれ。おうちパン研究家です。 幼少期から料理やパン作りが好きで、大学では発酵食品学を専攻。 飲食店で実務経験を積んだのち、料理教室講師を経て、2018年より誰でも失敗なく作れるパンとケーキをテーマにYouTube「完全感覚ベイカー:独学でパンに挑む人へ」をスタートしました。理論的でわかりやすい解説に定評があり、チャンネル登録者は19万人を超えました。(2023年8月現在) 東京都上板橋でパンとお菓子の教室「ベイカーラボ」も運営しております。 【著書】 『はじめてでもコツがわかるから失敗しない パン作りが楽しくなる本』(KADOKAWA) 中種法・ポーリッシュ法・オーバーナイト法・湯種法が使いこなせる! 『製法を使いこなして、何度でも焼きたくなる おうちパンがもっと美味しくなる本』(KADOKAWA) 2冊とも重版達成! パンのレシピ本ランキングにも発売以降ずっと入り続ける人気のレシピ本です♪ありがとうございます!! 【レシピへの思い】 私は独学でパン作りをスタートしました。パン屋さんで働いていた経験もなければ、知識もゼロの状態。たくさん失敗して、あまり美味しくないパンをたくさん焼いてきました。だからこそパン作りがうまくいかない人の気持ちが手に取るようにわかります。 そして色々な経験を経て、パン作りには原理・原則があるということに気づきました。それを知ってからは格段に美味しいパンが焼けるようになりました。 たくさんの失敗から学んだ理論的でわかりやすいレシピたちがぜひ皆様のお役に立てば幸いです。 パンが上手に作れたり、自分が作ったパンで誰かに喜んでもらえたりすると幸せな気持ちになります。パン作りは人生をより豊かにしてくれる最高の趣味だと思っているので、ぜひたくさんの方にパン作りに挑戦してもらいたいです!