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調味料・油の基礎 | 調味料・油の特徴

塩の種類と特徴

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料理の基礎

ひと口に「塩」と言っても、世界中にはさまざまな種類の塩があります。しかし大きくは「精製塩」と、いわゆる「自然塩(天然塩)」とに分けられます。

 

塩は大きく分けて「精製塩」と「天然塩(自然塩)」の2種類がある

ひと口に「塩」と言っても、世界中にはさまざまな種類の塩があります。しかし大きくは「精製塩」と、いわゆる「自然塩(天然塩)」とに分けられます。

後者は精製されていないので、ミネラルなどが豊富で旨みやコク、甘みをより感じやすいとされています。

 

種類豊富な自然塩の数々

 

塩気がまろやか、旨みのある「海水塩」

四方を海に囲まれた日本で生産されている塩は、ほとんどがこの海水塩です。

塩分の強さ、あと味、旨みなどは産地や製法によって異なりますが、ミネラルが豊富でまろやかな味わいのものが多いので、食材本来の持ち味をじんわりと引き出すのに適しています(なお、とくに粒が粗めで「にがり」を多く含むものは「あら塩」という名前で販売されていることが多いようです)。

 

シャープな塩気とキレ、パンチのある「岩塩」

むかし海だった場所が隆起するなどして海水が閉じ込められ、何らかの形で結晶化したものがこの岩塩。

ドイツやオーストリア、イタリア、アメリカ、南米アンデス、モンゴルなどで産出される外国産の塩です。海水塩と同じくミネラルが豊富ですが、塩気がよりきつめで、また地中からのミネラルや有機物が入り込むため、色もさまざまなものがあります。

 

魅力はバランスの良さ、使い勝手の良い「湖塩」

イスラエルの死海やボリビアのウユニ湖など、かつて海だった場所の水が蒸発し、塩分濃度が高くなった所(塩湖)で製造されている塩です。

こちらももとは海の水なので、やはりミネラル分が適度に、しかもバランス良く含まれています。やわらかな苦みと甘みがあり、じつはいろいろなお料理に合わせやすい塩です。

 

風味がついている「藻塩」、「ハーブソルト」「フレーバーソルト」

手軽に使えて便利なのが、はじめから風味のついている塩。

今回は海水のエキスを加えて風味づけした「藻塩」とガーリックやハーブなどいろいろ風味や香りがついている「フレーバーソルト」についてご紹介します。

 

魚介にぴったり! まろやか「藻塩」の旨み海藻パワー

古くから作られている日本ならではの伝統的な塩、「藻塩」。

これは、塩の原料となる海水に海藻のエキスを加えて風味づけしたもので、ミネラルが豊富に含まれるほか、ほんのり黒っぽかったり赤みがかったような色になるのが特徴です。

 

岩塩にハーブやスパイスが混ぜ込まれた「フレーバーソルト」

岩塩などにハーブやスパイスが混ぜ込まれているのが「フレーバーソルト」。「ガーリックソルト」や「クレイジーソルト」、「ハーブソルト」など、たくさんの種類があります。

 

海水塩は魚介類と、岩塩は肉料理と相性がよい

魚介類と相性がよいのは、じんわりと旨みを引き出す海水塩。一方、岩塩は肉料理と相性がよいです。旨みが強いので根菜の甘みを引き出すのにも適しています。

参照:あら塩、藻塩にフレーバーソルト。塩の使い分けであなたの料理はぐんとおいしくなる!

Nadia編集部

監修:Nadia編集部

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