【目次】
1.タンメンとは?
2.ラーメンやちゃんぽんとの違いは?
3.野菜たっぷり!基本のタンメンの作り方
1.タンメンとは?
野菜たっぷりで、あっさりとした味わいのタンメンは、飽きの来ない美味しさが魅力。主に関東地方で食されている日本発祥の麺料理と言われています。関東以外にお住まいの方の中には、あまりなじみがないという方もいらっしゃるかもしれません。
もやしやキャベツなどたっぷりの野菜を豚肉と一緒に炒め、鶏がらベースのスープを加えて煮込み、中華麺と共に盛り付けるのが一般的な作り方です。
炒めた野菜をスープで煮込んでいるので、スープにも野菜のうま味が溶け出て、あっさりとした味わいの中にもコクが感じられます。
2.ラーメンやちゃんぽんとの違いは?
タンメンとラーメンの違いは、「調理法」。塩味の野菜ラーメンはタンメンに似ていますが、タンメンは具材とスープを一緒に煮込んで作ります。
対して、ラーメンの場合は、麺とスープを盛り付けた後に炒めた野菜をトッピングするのが一般的です。具材をスープで煮込むのが、タンメンの大きな特徴と言えますね。
タンメンに似ているものに「ちゃんぽん」もありますが、こちらは長崎県発祥。鶏がらと豚骨ベースのスープに、太くコシのある麺が特徴です。
●ちゃんぽんの作り方はこちら
本当に美味しいちゃんぽん|何度も作りたい定番レシピVol.258
3.野菜たっぷり!基本のタンメンの作り方
我が家は家族みんなタンメンが大好きで、中華料理屋さんに行くと必ず注文してしまうほど。続いて、おうちで手軽に作れる基本的なタンメンの作り方をご紹介します。
【材料(2人分)】
中華麺(生) 2玉
豚こま切れ肉 100g
キャベツの葉 2枚
にんじん 1/4本
玉ねぎ 1/2個
もやし 1/2袋
きくらげ(乾燥) 3g
ごま油 大さじ1
A水 700ml
A鶏がらスープの素(顆粒) 大さじ2
A酒 大さじ1
A白だし 小さじ2
B塩 少々
B砂糖 少々
ブラックペッパー 適宜
【作り方】
<下準備>
きくらげはぬるま湯に5~10分ほど浸けてやわらかく戻しておきます。
1.中華麺は軽くほぐしておきます。豚こま切れ肉は大きいものがあればひと口大に切ります。キャベツの葉はひと口大のざく切り、にんじんは短冊切り、玉ねぎは薄切りにします。もやしは、できればひげ根を取り除きます。やわらかく戻したきくらげは細切りにします。
【ポイント】
少し手間ですが、もやしはひげ根を取り除くことによって食感や口当たりが良くなります。野菜はレシピ通りでなくても、白菜やにらなど、お好みでアレンジしてください。
2.鍋にAを入れて中火にかけ、煮立ったら火を止めます。
【ポイント】
中華麺をゆでる用のお湯も同じタイミングで沸かし始めると、仕上がりがスムーズです。
3.フライパンにごま油をひいて中火で熱し、豚こま切れ肉を炒めます。
4.肉の色が変わったら、にんじん、玉ねぎなど火の通りにくい野菜を加えて炒めます。
5.キャベツ、もやし、きくらげを加えて、強火で手早く炒め合わせます。
6.キャベツやもやしに油が回ったら、2のスープを注いでひと煮します。Bを加えて味を調えます。
【ポイント】
長時間煮込んでしまうと野菜の食感が失われるので、スープを先に作っておいて、熱いスープを注いで短時間でさっと煮るのがポイントです。
7.深めの鍋で中華麺を袋の表示通りにゆで、ザルにあげてしっかりと水気を切ります。
8.器に7の中華麺を盛り付け、6のスープを注ぎ、野菜をたっぷりと盛り付けます。お好みでブラックペッパーをふってお召し上がりください。
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野菜たっぷり!基本のタンメン
いかがでしたか? タンメンについて発祥や特徴などをご紹介しました。タンメンは、日ごろの野菜不足解消にもぴったりですし、年末年始に食べ過ぎてしまった、という方にもおすすめの一品です。冷蔵庫にある野菜で手軽に作ることができるので、ぜひ試してみてくださいね。