お食い初めやひな祭り、結婚式などに縁起物として食べられるはまぐりのお吸い物をご紹介します。はまぐりは、二枚の殻がぴたりと重なり、対の殻以外は合わないことから、古くから「夫婦円満」の象徴とされてきました。 国産のはまぐりはちょうど春の2~4月が旬です。旨味たっぷりのはまぐりをこの機会に是非お試しください。
はまぐりはやわらかくふっくらとした身が特徴です。強火で加熱してしまうと身が固くなるので、火加減には注意してください。三つ葉以外にも、菜の花やせりなどを添えても◎。
はまぐりは塩水に浸して砂抜きをする。 (※500㎖の水に塩大さじ1が目安です。新聞紙や布巾をかぶせて暗くしておくと砂を吐きやすくなります。1~2時間ほど室温において砂出しをします。) 砂出しが終わったら、貝をこすり合わせるようにして洗う。
鍋にはまぐりと水、昆布(3㎝角程度に切ったもの)を入れて中火にかけ、殻が開いたらアクを取る。
昆布を取り出し、A 酒大さじ1、醤油大さじ1/2、塩少々を加えて調味し、火を止める。
器に盛り付けて、食べやすい大きさに切った三つ葉と、あれば柚子の皮を添える。
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楠みどり
野菜ソムリエプロ・フードコーディネーター・幼児食インストラクター
野菜ソムリエプロ、フードコーディネーター、幼児食インストラクター。レシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングなどの仕事をしています。子どもに伝えていきたい、ほっと和む家庭料理や子どもと一緒に楽しめるおやつを提案しています。今後は親子料理教室や食育活動にも力を注いで行きたいと思っています。 2008年 野菜ソムリエ(中級)取得 2009年 祐成陽子クッキングアートセミナー卒業 2017年 幼児食インストラクター取得