一般的な乾燥豆の戻し方は、 ひと晩水につけ、柔らかくなるまで30分~1時間ほど煮るが定番。 ひと晩つけるのはいいとして、火にかけたら目が離せないので、ちょっと大変だな~って感じですよね。 皮が破けないようにするのも気をつかうし…。 この「スープジャー方式」は、1時間ちょっとあれば、もう使える状態に戻ります。しかも、皮が破けたりする心配も少なくてツヤッと仕上がります。
ジャーに入れて、1時間ほどで8割ほどの火の通り加減。ちょっとコリっとした食感です。スープやカレー、煮込み料理に使う時はこれで充分。 3時間ほど待つと、そのままサラダに出来る固さに戻ります。ドライパックの豆くらいな感じです。 それ以上は保温力が落ちるので、固さに変化はあまりありません。 しっとり柔らかい感じまではいきませんが、ここまで火が通ってれば、甘煮にするのも楽チンです。 他の豆は、種類によって大きさや皮の厚さなどが異なるので、時間は多少前後しますが同様に戻せます。
金時豆を洗う。スープジャーはこの時お湯で温めておくとより良い。
豆と水を鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら中火にして10分ほど、皮がぷりっとしてくるまで煮る。 ※時間より見た目が大事!
アクを取り除いてスープジャーに豆を入れ、ゆで汁をジャーの満杯のところまで注ぎ、蓋をして1~3時間、好みの固さになるまで待つ。 ※アツアツのうちに入れること!
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ヤミー
世界を旅する、料理研究家。輸入食材店に勤務しながら料理ブログをスタートして話題となり、現在はテレビや雑誌、企業のレシピ開発で活躍の他、ベストセラーとなった著書多数。近著に『ヤミーさんのおうちで世界一周レシピ』『ワンボウルクッキング』(いずれも主婦の友社)。NHK「きょうの料理」や、冠番組「ヤミーのレシピ帖」(長野朝日放送)などのテレビ出演、少人数制料理教室「Yummy‘s Cooking Studio」を主宰するなど、輸入食材の知識を活かして、世界中の料理を日本の家庭で作れる簡単レシピにするのが得意。 最近は日本一のカルディマニアとしてもテレビやラジオ、雑誌などでも活躍している。