お正月に飲む「お屠蘇」は、日本酒やみりんにスパイスを漬け込む“薬草種”。これは中国の古い慣習の影響で、病よけのために祝酒の中に花椒を入れて飲んでいた名残だそうです。 年末になると、屠蘇散というミックススパイスが薬局などで市販されますが、家にあるスパイスをブレンドしても作れます。 作り方は日本酒とみりんにスパイスを漬け込むだけ。 来年のお正月は手作りお屠蘇で迎えてみませんか?
※スパイスのブレンドはお好みでOK。他に、八角、ジンジャー、カルダモン、陳皮、ゆず皮など、手に入りやすいもので作ってください。 ※スパイスがハードル高ければ、生姜をスライスしたものや、ゆずの皮を2、3日乾かしてから漬けるのも良いです。 ※日本酒は料理用ではないものを、みりんは「本みりん」となっているものを用意してください。 ※日本酒の割合が多ければ辛口に、みりんの割合が多ければ甘口になりますので、好みの味にしてみてください
保存容器はアルコールで拭くなど清潔にし、山椒、シナモンスティック、クローブを入れる。
日本酒、本みりんを注ぎ入れ、一晩(8時間ほど)漬ける。漬け終わったらすぐに飲むか、スパイスを取り出してください。
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2024/01/02 07:06
ヤミー
世界を旅する、料理研究家。輸入食材店に勤務しながら料理ブログをスタートして話題となり、現在はテレビや雑誌、企業のレシピ開発で活躍の他、ベストセラーとなった著書多数。近著に『ヤミーさんのおうちで世界一周レシピ』『ワンボウルクッキング』(いずれも主婦の友社)。NHK「きょうの料理」や、冠番組「ヤミーのレシピ帖」(長野朝日放送)などのテレビ出演、少人数制料理教室「Yummy‘s Cooking Studio」を主宰するなど、輸入食材の知識を活かして、世界中の料理を日本の家庭で作れる簡単レシピにするのが得意。 最近は日本一のカルディマニアとしてもテレビやラジオ、雑誌などでも活躍している。