カンパーニュは本来発酵だねを作ったり、一晩かけてゆっくり発酵させるなど、のんびりと時間をかけて作る味わい深いパンですが、手軽にその日のうちに焼き上げられるようにしました。味わいはあっさりし、日持ちの面でも劣りますが、やっぱり焼きたてはバリッバリの皮に中のもっちもちが美味しいです。
フランスパン専用粉が手に入らなければ、強力粉150g、薄力粉30g、全粒粉20gで代用してください。(強力粉の分量に誤りがあったため2023,3,23訂正しました。それ以前にお作り頂いた方、大変申し訳ありませんでした。) 全粒粉がなければ、薄力粉に置き換えてもOkです。 オーブンの予熱は十分すぎるほど十分に。予熱完了のピーピーがなっても無視して30分以上予熱し続けてください。 クープがうまく開くためには十分な蒸気が必要です。スチーム発生機能が付いているオーブンならそれを使用すればいいと思いますが、ない場合はコンベクションの風であっという間に蒸発してしまわない量の蒸気を発生させる必要があります。 うちではタルトストーンを一緒に予熱しておき、それに熱湯を50mlかけて蒸気を発生させていますが、オーブン故障の可能性があり、使用方法としてはお勧めできないので、ご自身の判断でお願いします。
ボールにぬるま湯、はちみつ、インスタントドライイーストフランスパン専用粉、全粒粉、塩を入れてゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜる。 写真のようなざっくりした状態で大丈夫。 乾燥しない様に濡れ布巾をかけ15分休ませる。(25℃くらいの場所が良い)
休ませた生地の端っこを持ちあげて中央に押し込む。
中央に押し込んでいるところ。 これを少しずつボールを回しながら20回行う。
発酵終了。
手に粉を付けて生地の下に手をそっと入れて四角になるように広げる。
向こうからとこちらから3つ折りにし、左右からも3つ折りにする。
底側から生地をそっと上の中央へ向かって手繰り寄せてとじ目をしっかり閉じる。
粉を振ったバヌトンか、ざるにとじ目を上にして入れる。
30℃で30分発酵させる。この間にオーブンを250℃に予熱する。
オーブンシートの上に型をひっくり返して生地を出し、切れ味良いナイフで切り込みを入れる。
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2024/04/14 14:13
2023/03/20 10:20
hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。