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    コツ満載!詳しい!ざっくり系スコーン

    • 投稿日2021/03/24

    • 更新日2021/03/24

    • 調理時間15(作業時間のみ)

    ザクザクの食感にするには?しっとりふっくらさせたい場合は?腹割れスコーンにしたいときは? などなどコツや、自分の好みの食感に近づける方法満載です!! さくふわ軽めのスコーンは別レシピでご紹介します。

    材料

    • 薄力粉
      200g
    • ベーキングパウダー
      5g
    • 砂糖
      20g
    • 塩(自然塩)
      2g
    • バター(食塩不使用)
      50g
    • 牛乳
      50ml
    • 30g

    作り方

    ポイント

    コツいっぱい工程内に書きました。 ぜひいろいろ試してお好みの食感を見つけてください。

    • オーブンは210℃に予熱する。

    • 1

      薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩(自然塩)をボールに入れ冷凍庫で15分冷やす。 バター(食塩不使用)は1㎝角に切って、使う直前まで冷蔵庫で冷やす。

    • 2

      フードプロセッサーに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を入れてふるうように数秒回し、冷やしたバターを加え15秒回す。 さらに冷えた牛乳、卵を加えボロボロとそぼろ状になるまで回す。

      工程写真
    • 3

      台に取り出し、捏ねないように寄せ集めて少し力を入れてぎゅっとまとめる。 ざっくりぼろっと崩れるような食感にしたければこの状態で生地の厚みを2㎝程度に押さえてからカットして焼く。ランダムな割れ目ができます。 腹割れスコーンにするなら工程4へ。

      工程写真
    • 4

      手で2㎝くらいの厚みに押さえ、半分に切って重ねる。ここが腹割れのコツ!! これをさらに押さえて2㎝の厚みに整え、粉を付けた抜型で抜く。型の大きさに対し厚みを出しすぎると焼いている途中で倒れます。 包丁でカットしてもいいですよ。

      工程写真
    • 5

      2番生地。 捏ねないように生地を集めて半分にカットし、重ねて厚みを2㎝に押さえる。

      工程写真
    • 6

      3番生地 重ねる回数が多くなると中が詰まった食感になってくるので、それが嫌なら重ねずにそっとまとめるだけで焼くといいです。

      工程写真
    • 7

      つやを出したければ牛乳か卵を表面に塗ってから焼く。 200℃で10分、170℃に下げて5~7分焼く。 小さめに成形し、成形後すぐに、しっかり焼くとザクザクします。最初は高温でしっかり立ち上げると食感が良くなります。

      工程写真
    • 8

      **フードプロセッサーを使わない場合** カード(硬質ドレッジ)でバターの塊を切るようにする。

      工程写真
    • 9

      バターの塊がなくなってきたら手でこすり合わせるようにしてバターの粒をさらに薄力粉と混ぜ合わせていく。 最初はバターの粒を感じますが、だんだんサラサラになって、さらに少し黄色っぽくしっとりした感じになってきます。 バターが溶けないように手早く行うのがコツ。 この時点で冷たさがなくなっていたらいったん冷蔵庫で冷やす。

      工程写真
    • 10

      冷やした牛乳、卵を加え、カードでざっくり切るように、時々底から大きく返してボロボロの塊ができるまで混ぜる。ここからは工程3以降と同じです。

      工程写真
    • 11

      **さらにザクザク、ぼろっとした食感にしたい場合** 薄力粉160g 全粒粉(粗びき)40g 小さめに成型ししっかり焼く。

      工程写真
    • 12

      **もっとどっしりもっちりが好みなら** フランスパン用粉、または薄力粉と強力粉半々で使うと弾力が出てもっちりふかっとした食感がでます。薄力粉より少し重たい食感になります。

    • 13

      **ふっくら食感にしたければ** いずれかの方法を試してみてください。 ・生地の厚みを2.5~3㎝にし、型の大きさを6㎝にする。(焼き時間は同じでOK) ・ベーキングパウダーの量を10gに増やす。(ただし少しベーキングパウダーの酸味や苦みが出やすくなります) ・型ぬき(カット)する前の生地を1時間ほど冷蔵庫で冷やす。 ・牛乳を70mlに増やす。 ・牛乳の一部をヨーグルトに置き換える。(例:牛乳40ml、ヨーグルト(無糖)30g) 特にフランスパン用粉や強力粉置き換えをした場合はもっちりと詰まった食感になりやすいので、ヨーグルトを少し入れるとほんわかします。 牛乳50ml、カルピス原液20ml 牛乳60ml、レモン果汁10ml も同じような効果があります。 酸味はほぼなくなります。

      工程写真
    • 14

      **がりっ、がしっとした食感にしたい場合** 卵なし、全量牛乳に置き換えるとがりっとした食感が強くなります。少し硬い感じになり、中の食感も重めになります。色が白っぽくなります。

      工程写真
    • 15

      **しっとり感が欲しい場合** 牛乳の代わりに生クリームを入れるとしっとり感が増し、外側はざっくりよりさっくりした感じが強く軽くなります。

    • 16

      ザクザクした食感のコツは生地を捏ねないようにすること。 バターは溶かさないように、粉が冷えた状態のまま手早く行うこと。 画像は練ったバター、冷えていない粉で作ったものです。グルテンが出て歯切れの悪いもっちりぼそっとした食感になりました。 ベーキングパウダーはわずか0.5gの違いでも大きく食感が変わります。適当にスプーンで入れたりすると思った食感と違うということにもなりかねません。

      工程写真
    • 17

      砂糖の量はお好みで調節可能です。

    • 18

      卵の量はあまり増やさない方がいいです。 卵は少し入ると甘い香りがして食感もよくなりますが、入れすぎると不必要な弾力が出たり、ぼそぼそした食感になります。

      工程写真
    • 19

      有塩バターを使いたい場合。 日本のバターは100gに対し1.5g程度の塩分含有量の物が多いようです。 バターを有塩バターに置き換える場合は、塩を1.3gに減らしてください。 トラピストバターを使う場合はバター100g中の塩分1.15gなので、塩を1.4g程度入れます。

    • 20

      *焼いている途中で斜めに崩れてしまう場合* 生地の厚みと型の大きさのバランスが悪いかもしれません。 ベーキングパウダーの量が多く膨らみすぎてしまっている場合にも倒れやすくなります。 バターを増やした場合は倒れやすくなります。

    • 21

      *生地を重ねる方法でも腹割れしない場合* ベーキングパウダーが古くなっている場合や、湿気の多い場所に保存してしまい湿気を吸収してしまっている場合、膨らむ力が足りず腹割れしないことがあります。 ベーキングパウダーを買い直すのがベストです。 ベーキングパウダーが古くない場合は、ベーキングパウダーの量を増やし、牛乳の一部をヨーグルトに置き換え、生地を冷蔵庫で冷やしてから型抜き(またはカット)して焼く方法を試してみてください。 オーブンの予熱がきちんとできているか確かめてください。

    • 22

      直径4.5㎝の菊型で抜いたもの。 小ぶりの方がザクザク感が強め。 200℃12分プラス170℃7分。

      工程写真
    • 23

      1辺4.5㎝に包丁でカットして焼いたもの。 高さを出して(生地の厚み3㎝)大き目にするとふっくら感が出る。 焼時間はやや短めに。 200℃10分プラス170℃5~6分。

      工程写真
    • 24

      直径6㎝の丸型で抜いたもの。 ザクザク感を出すため200℃で17分焼成。 ざっくりふっくら。おおぶりなのでサンドしやすい。

      工程写真
    レシピID

    409320

    質問

    作ってみた!

    • 777483
      777483

      2022/09/06 11:04

      めちゃくちゃわかりやすく丁寧に書いてくれていて今まで作った中で一番おいしいスコーンができました!!感動しすぎてぺろっと無くなってしまいました。。笑 リピしまくっていろんな食感を楽しみたいと思います! 素敵なレシピありがとうございます♡

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    hoppe
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    hoppe

    料理研究家

    hoppe(ほっぺ) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 元看護師(産婦人科、整形、脳外、内科などの勤務を経て高齢者のデイサービス勤務をしてきました。特に高齢者デイサービスは私にとって天職と思えるような充実した楽しい日々でした。) 昔から趣味はと聞かれれば「お菓子作り」と即答してきました!今も変わらずお菓子作りが趣味です。 私の初めてのお菓子作りは小学生のとき。 母が驚くことを期待しながら一人でレシピを見て作った型抜きクッキーでした。 仕事から帰った母の驚いた顔と美味しいと喜んだ顔は今でも忘れられません。 お菓子作りには幸せがいっぱい詰まっています♪ 買うのが当たり前だと思っていたケーキを自分で作れた喜び。 誰かのことを想ってレシピや材料を選んだり、出来上がりを想像しながら作るワクワクした時間、相手が手作りに驚いたり「美味しい!」と笑顔になる瞬間、オーブンからただよう甘い香りに包まれる時間やドキドキしながらオーブンを覗き込む時間、焼き立てを味わえるのも手作りならでは。 でも、日々のお料理とは違い、お菓子は必要不可欠なものではありません。 毎日のことではないので特別な日のケーキは買えばいいし、わざわざ材料や道具を揃えて、となるとハードルが高い物だと思います。 でも、特別なものだからこそ手作りすればさらに特別感は大きくなり、喜びも膨らむと思います。 そして、お菓子作りってやってみると意外と難しい物ではありません。 私は今までお菓子作りを通してたっくさんの幸せを感じてきました。 家族のために日常的にパンを焼くようになってからは友人を招いて、手作りのパンや料理、デザートをふるまっておもてなしをする楽しさも知りました。 この幸せな気持ちをたくさんの人に感じてもらいたい! 自分でケーキやパンを作れる喜びを知ってもらいたい! 安心、安全なお母さんの手作りおやつや焼きたてほわほわパンの優しさをたくさんのおうちに広めたい。 その思いがすごくすごく強くなったので、看護師を辞めてレシピをお伝えすることに力を注ぐことにしました。 日々のおやつだけでなくおもてなしや特別な日に作るお菓子レシピをメインに、大切な家族のために安心、安全にこだわって作る料理やパン、友人をまねくときのおもてなしランチのレシピも公開していきます。 私のレシピを信じて材料を揃えて時間をかけてくれる誰かの笑顔を想像して(*^^*)

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