バターリッチなパウンドケーキを基本とした生地で作るバナナケーキ。どっしり、もっちりしたタイプではなくしっとりした食感でバナナの風味も豊かです。
・バナナはシュガースポットが出たものを使うと風味よく仕上がります。 ・バターは十分に柔らかくしたものを使います。ただし柔らかくなりすぎたものは空気を含みづらいので、レンジで柔らかくする場合は加熱しすぎに注意してください。 ・パウンド型の材質によっては側面の焼き色が付きにくくなることがあります。このレシピではブリキ製を使用しています。 ・型紙には「くりかえしつかえるオーブンシート」を使用しました。 ・ベーキングパウダーは新しい物(保存状態の良いもの)を使ってください。古い物や湿気を含んだ物を使うと、ケーキが膨らみにくくなり、食感が重くもっちりくちどけも悪くなります。
柔らかくしたバターに砂糖を加えてホイッパーでよく混ぜ、白っぽく嵩が増すまで泡立てる。
溶いた卵を3回に分けて加え、その都度よくなじむまで混ぜる。この時、卵が冷えているとバターが固く締まってしまい空気を含みづらくなるので、卵も常温に戻しておきます。
合わせてふるった薄力粉とベーキングパウダーを加え、ゴムベラで混ぜる。(少し粉気が残っていてOK)
バナナはフォークなどでつぶし、レモン果汁を加えて混ぜる。
3に4を加えゴムベラで混ぜる。
粉気が完全になくなりふんわりするまで混ぜる。
型紙を敷いた型に生地を入れて表面をならす。
170℃のオーブンで45分ほど焼く。 焼き始めてから10分ほどたったところで一度取り出し、水で濡らしたナイフで中央に切れ込みを入れるときれいに割れ目ができた焼き上がりになります。
焼き上がりは中央を触ってみて弾力があるかどうか。割れ目の部分にも焼き色がついていているかどうかを目安に。 お持ちのオーブンによって温度や時間が調節が必要なことがあります。 また、型の材質によって焼き色が付きづらいことがあります。
***ポイント*** バナナは皮に「シュガースポット」と呼ばれる黒いぽつぽつが出た物を使うと甘み、香りがよく仕上がります。 皮が真っ黒になるほど熟れたものは水分が多く、生地になじみづらくなります。 砂糖は基本的にはグラニュー糖または粉糖を使用します。 一部をきび砂糖や甜菜糖に置き換えるとバナナと相性が良く、コク、深みが増します。 お好みでバニラビーンズやシナモン、ラム酒(小さじ1程度)で香りづけするとまた違った風味を味わえます。 刻んだクルミなどを加えるのもおすすめです。
15㎝丸型でも同じ分量、焼時間で作ることができます。 こちらはバニラとシナモンで香りづけし、クルミをトッピングして焼きました。
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2023/10/23 08:59
2023/07/05 19:24
2021/10/04 13:47
hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。