【目次】
1.フィナンシェとは?
2.フィナンシェとマドレーヌとの違いは?
3.基本のフィナンシェの作り方
1.フィナンシェとは?
フィナンシェは、焦がしバターとアーモンドの香ばしい風味が特徴のフランス発祥のお菓子です。基本的な材料はアーモンドパウダー、小麦粉、砂糖、卵白、焦がしバター。これらを混ぜ合わせて作る焼き菓子です。
フィナンシェ(financier)は、フランス語で「金融家」、「資本家」、「お金持ち」などの意味をもつ言葉で、焼き菓子のフィナンシェは金融街で働く人たちがスーツをよごさず仕事の合間に片手でつまめるようにとパリの菓子職人が考案したとされています。形は長方形で金の延べ棒に似ているところも、金融家のイメージにつながっているといった説があります。
2.フィナンシェとマドレーヌとの違いは?
「フィナンシェ」と「マドレーヌ」どちらもフランス伝統の焼き菓子で、混同されやすいですが、一見似ているようでまったく違うものなんです。ふたつの違いは、見た目だけでいえば形が違いますが、材料の使い方、食感も違います。
フィナンシェは金の延べ棒をイメージした長方形で、焦がしバターとアーモンドの香ばしい風味が特徴のお菓子です。材料の使い方も違い、フィナンシェは卵白のみを使い、バターは焦がして使います。アーモンドパウダーを入れることで一層香ばしく、作りたては表面がカリッとサクサクし、中身はふんわり、しっとりした食感の焼き菓子です。
https://oceans-nadia.com/user/224349/recipe/450067
マドレーヌは貝殻をイメージした形に、美味しさの証といわれる、ぽこんと出たおへそが特徴のお菓子です。マドレーヌは全卵を使い、バターは溶かしバターを使います。ふわふわとやわらかい食感の焼き菓子です。
https://oceans-nadia.com/user/224349/recipe/381153
違いを知ると、それぞれの美味しさの違いも分かって面白いですよね。
●マドレーヌの作り方はこちら
本当に美味しいマドレーヌ|何度も作りたい定番レシピVol.92
3.基本のフィナンシェの作り方
【材料(12個分)】
Aアーモンドパウダー 35g
A薄力粉 30g
A粉砂糖 70g
卵白 80g
無塩バター 90g
【作り方】
1.無塩バターを鍋に入れて中火にかけ、焦がしバターを作る。
2.ボウルに、ふるったA、卵白を入れ、すり混ぜる。
3.焦がしバターを2の生地に加え、混ぜる。
4.型に生地を入れ、190℃のオーブンで6分焼き、180℃に温度を下げ6分焼く。焼き上がったら型からすぐに外す。
●詳細な作り方はこちら
基本のフィナンシェ
基本であるプレーンのフィナンシェは、材料がとてもシンプル! 焦がしバターとアーモンドの香ばしい風味が口に入れた瞬間、幸せな気持ちになります。シンプルだからこそアレンジもしやすく、バリエーションが無限に広がるお菓子です。基本をマスターしたら、お好みではちみつや塩を入れたり、いろいろなフレーバーでアレンジを楽しんでみてくださいね。