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色の鮮やかな菊『もってのほか』。 きれいな色味と独特の風味が秋を感じさせてくれます。 さっと下茹でして甘酢に浸けた菊をご飯に散らせば、クセが抑えられ美味しく食べられます。 これからが旬のかぶも加えて、彩りよく仕上げました。 酢飯のような炊き込みご飯。 さっぱり味なのでメイン料理を引き立たせてくれますよ。
菊はシャキシャキ感が命です。 色が鮮やかになったらさっと取り出して水にさらしましょう。 かぶも葉も火を通しすぎないようにすると美味しいです。 かぶの葉の食感が良いアクセントになります。
鍋に湯を沸かしておきます。 油揚げに熱湯をかけ油切りし、冷めたら両手でぎゅっとはさんで絞ります。
米は洗い、【A】を入れて炊飯器の目盛まで水を入れ、ひと混ぜします。 油揚げはせん切りにして【B】の調味料をからめて米の上にのせて炊きます。
かぶは皮をむき、3mmくらいの太さの棒状に、葉の部分は細かく刻みます。 もって菊は花びらを手でちぎっておきます。
沸騰した湯に かぶをいれ、再沸騰したら葉を入れ、色が変わったらすぐにざるですくい さっと水をかけて色止めします。 塩をふって下味をつけておきます(分量外)。
3と同じ湯に大さじ1の酢を入れ(分量外)、菊を茹ですぐに取り出し さっと水にさらしてから絞ります。 【C】の甘酢と和えておきます。
炊き上がったごはんに 3と4の甘酢ごと加えて混ぜ合わせます。 お好みで 白ごまをふりかけます。
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がまざわ たかこ
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。