乾燥しやすいこの時期、お肌のカサつきはすぐに実感することができますが、
実は乾燥しているのは表面の肌だけではないのです。
体の内側だって同じように水分が足りない状態になってしまっています。
直接目に見えないとなかなか意識することができないかもしれませんが、きちんと見えていない部分のケアもしてあげることで外側の美しさもキープできます。
そこで今回は、体の内側を潤わせるある食材を使ってスイーツを作っていきたいと思います!
その食材とは、「白きくらげ」です。
きくらげと言えば、ラーメンに少しだけ添えてある黒いきくらげをイメージされる方も多いのではないでしょうか?
栄養価がとても高いきくらげは、特に薬膳料理で頻繁に取り上げられる食材なのです。
ちなみに、黒きくらげと白きくらげは体にもたらす働きが違っています。
黒きくらげは、血を補う働きが高いのに対して、白きくらげは潤いを補う効果が高いのです。
少し詳しくお伝えすると、白きくらげは潤肺、その名の通り肺を潤す作用があります。 肺がしっかりと潤っていると皮膚も潤った状態を維持することができて、もちもち美肌、シワ予防につながると言われています。 肺と肌が関係しているというのは少し意外かもしれませんね。
秋冬の乾いた空気を吸い込んだ肺は、自然と乾燥してしまいがちになっています。このような季節には、ぜひ積極的に白きくらげを取り入れてみてくださいね。
少しずつでも継続して食べることで効果が現れてきます。
<一体どうやって食べたら良いの?>
自宅ではなかなか扱わない白きくらげ、一体どのように食べたら良いのか分からないという方も多くいらっしゃるのではないでしょか?
乾燥して売られている白きくらげは1時間程度たっぷりの水で戻したら、根元の黄色くて固い部分(石づき)を取り除きます。
それから煮物や汁物やお味噌汁に、他の具材と一緒に煮たらできあがりです◎
<煮込んでビックリ!白きくらげのちょっと以外な変化とは?>
白きくらげを10分程度茹でると、コリコリッとした食感を楽しむことができます。
さらに、ここから根気強く2時間ほど茹でると、なんと驚くことに、 糸を引くほどトロンとした状態に変化するのです!
とても不思議ですよね。
こんな感じ。分かりますか〜?
このとろみ成分は「ムチン」と言い、ヤマイモやオクラやモロヘイヤなどネバネバした食材に含まれている栄養素です。
このネバネバ成分は肌の潤い効果を高めてくれたり、風邪予防に効果的だったりと嬉しい効果がたくさんあります。
さて、今回はそんなとろみ成分をいかしたプルプル美肌スイーツをご紹介いたします!
<白きくらげとりんごの美肌スイーツ>
りんごとレモンのさっぱりとした味わいが後を引くおいしさ。
そして程よい甘みが身も心も潤してくれる嬉しいスイーツですよ!
いかがでしたか?お肌にパックをして潤いを与えるように、プルンプルンの白きくらげを体に取り込んで体の内側から潤いで満たしてあげましょう!