たっぷりの白菜をペロリといただけるステーキ。旨みのあるベーコンとヴィネガーのほのかな酸味で、コクはあるのに意外なほど香り豊か、あっさりした味わいの一皿になります。そこに燻製バターを添えれば、あとはパンとワインで乾杯!
◆燻製バターは、白菜が熱々の状態よりも少し置いてからの方が風味が引き立ちます。のせてすぐに溶けてしまうようなら一呼吸おいて、バターが溶けかけのところを一緒に召し上がってみて下さい。 ◆キャラウェイは、ドイツ料理などでよく使われる甘くスーッとした香りのするスパイスです。こっくりした風味が燻製バターに合いますが、人によって好みが分かれるのでお好みのスパイスやハーブで代用していただいてもOK。
白菜は根元に包丁で切り込みを入れて、縦半分に裂く。 ベーコンは、ブロックの場合はさいの目切りに、薄切りの場合は細切りにする。
フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、ベーコンを炒める。 中弱火でじわじわと油を引き出すようにしながら、カリッとなったら一度取り出す。
同じフライパンに白菜を並べ入れ、塩・ブラックペパーを振り、 残ったベーコンの油で両面こんがりと焼き色がつくまで焼く。
焼き色がついたら水を加え、弱火にして蓋をして 白菜の根元がやわらかくなるまで約8分蒸し焼きにして皿に盛りつける。
同じフライパンにA 白ワインビネガー大さじ2、あらびきガーリック少々、キャラウェイシード少々を入れて煮立たせ、ベーコンを戻し入れて 白ワインビネガーがまろやかになるまで煮詰める。 それを白菜の上にかけ、さらに燻製バターをのせて溶かしながらいただきます。
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / フードライター どこの国のお料理でも、 しみじみとおいしいものが好きです。 ○旬の食材、季節感を大切にしたおかず ○ひと鍋で作れる欧風家庭料理 ○簡単エスニック などを作っています。 企業向けレシピの開発や 食関連の書籍・コラムの執筆、 翻訳、講演など活動中。