レシピサイトNadia
    • 公開日2016/02/13
    • 更新日2016/02/13

    砂糖・卵不使用!玄米で作るおいしいヘルシーべジちらし寿司

    目にも鮮やかなちらし寿司は、食べごたえがあって、ひな祭りやパーティなどのおもてなしにもぴったり。今回は、砂糖・卵不使用のヘルシーベジちらし寿司をご紹介します。簡単でおいしいので、ぜひお試しください。

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    砂糖・卵不使用!玄米で作るおいしいヘルシーべジちらし寿司

     

    砂糖も卵も使わない、ヘルシーちらし寿司を作りたい!

    まだまだ寒い日が続きますが、あと半月もすると3月ですね。3月といえば、ひな祭り! 私は子どものころ、ひな祭りに母が作ってくれる”ちらし寿司”が大好きでした。

    でもこの”ちらし寿司”、酢飯には大量の砂糖、飾りには錦糸卵が使われるのが定番。ヘルシーとベジを追及している私には「作れない……」一品でした。

    子どもの頃から大好きな”ちらし寿司”。なんとかして「砂糖なし、野菜オンリー」のものができないか研究を重ね、ついにレシピが完成!

    今回は、そのレシピをご紹介するとともに、レシピ開発秘話をお教えしますね。

     

    『砂糖不使用!菜の花の玄米べジちらし寿司☆ひな祭りやパーティに』レシピ

    ダイエット中の方や、卵アレルギーの方も安心して食べられる”ちらし寿司”です。菊の花と春野菜の菜の花を使って、色鮮やかにまとめました。

    レシピはこちらをご覧ください。

     

    【レシピ開発秘話1】砂糖なしでも甘みを感じるお酢が決め手

    ここからは、どのようにして「砂糖」と「卵」を使わないレシピを作っていったのかをご紹介します。

    まずは、酢飯を作るときの砂糖。砂糖はヘルシー料理の大敵です。カロリーオフの一番の近道は、なんといっても砂糖と油を使わないこと。

    お酢は低カロリーで体にいい発酵食品なのだから、なんとか砂糖ゼロの酢飯ができないか研究を始めました。

    マクロビのレシピの中には、米あめやみりんで酢飯を作るものもありましたが、手間がかかってめんどうそうだな~というのが私の意見。そんな時、ひらめいたのが、当時はまって毎日飲んでいた『飲むりんご酢』でした。

    岐阜のお酢メーカー・内堀醸造さんの『フルーツビネガー 純りんご酢』というもので、原材料は有機りんご果汁のみ。砂糖などは一切加えていないのに、ほんのり甘くて、ものすごくおいしい。

    本来は6倍に薄めて飲むものですが、薄めずに使えば、寿司酢の代わりになるかも、と思いついたのです。

    さっそくアツアツご飯に混ぜてみたところ、フルーティでさわやかな甘さのおいしい寿司飯に! 砂糖を使わない分、後味もさっぱりしています。

    何より、これ1本で味がきまるので、合わせ酢を作る手間も時間も省けて、一石二鳥でした。

     

    玄米を使えば、色も栄養も完璧!

    フルーツビネガーに欠点があるとしたら、料理に使うとくすんだ赤茶色になってしまうこと。もともとはりんごの皮のようにきれいな色なのですが、料理に使うと、どうしてもくすんでしまうのです。

    それは、酢飯に使う場合もいっしょで、白米に混ぜると、茶色っぽいご飯になってしまいました。味はおいしくても、このままでは、見た目がイマイチ……。

    そこで、どうせ茶色っぽくなるなら、はじめから茶色いご飯(玄米)に混ぜれば、気にならないのでは、と玄米の酢飯を作ることに!

    玄米なら、ぬか部分のビタミンB群や食物繊維も摂れるし、もともと私は玄米好き。よりヘルシーな酢飯がこれで完成しました。

     

    【レシピ開発秘話2】卵の代わりに食用菊で鮮やかに!

    ちらし寿司の彩りといえば錦糸卵。ですが、私には卵を使いたくない理由がありました。

    じつは私はアレルギー体質で、ときどきじんましんが出るのです。そんなときは、卵や乳製品、魚介類、肉類とリスクの高いものから順にやめていき、最後は納豆と野菜しか食べられなくなることもあります。

    じんましんは何がきっかけで出るのかわからないので、外食は食べられるものがなく、できあいの惣菜や合わせ調味料もNG、食事はすべて手作りが基本です。

    その経験から、私は多くのべジレシピを作ってきました。

    私は元気な時は何でも食べられますが、食物アレルギーの子どもを持つお母さんは本当に大変だと思います。

    ですから、この”ちらし寿司”も、アレルギーの原因になりやすい卵を避け、菊の花を使いました。菊の花でも十分華やかですし、しかも簡単。菊の花はおいしくてカロテンも豊富、それに栄養価が高いので、おすすめですよ。

    私は、「食べられない人たち」の気持ちがわかるからこそ、いつでも一緒に食事を楽しめるように、卵や乳製品がなくても成立する料理を心がけています。

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    このコラムを書いたArtist

    中元千鶴
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    中元千鶴

    ヘルシー料理研究家/ライター。 食生活アドバイザー・サプリメントアドバイザー・ジュニア野菜ソムリエの資格を持ち、砂糖・油・食塩・添加物ゼロ、野菜中心の低カロリー&減塩レシピを提案。 執筆、講演、健康・美容関連の企画・プロデュース、食事・サプリメント・ダイエットのアドバイスなど幅広く活動中。 著書に「砂糖・油・食塩ゼロでやせて10歳若返る!」ほか、メディア掲載多数。

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