ケールの驚きの栄養素に注目!
ケールは日本名で羽衣甘藍、緑葉甘藍と呼ばれるアブラナ科アブラナ属の葉菜です。ヨーロッパが原産で、キャベツの原型と考えられていますが、キャベツとは違ってまるく結球にはならず、大きく天に葉を広げて育ちます。一体どんな栄養素があるのでしょうか。
◆カロテンをはじめビタミンE,Cなど抗酸化作用が強い成分がたっぷり
ケール/Kaleケールはβカロテンが100g中2900μgも含まれる緑黄色野菜です。また、ビタミンEはブロッコリーと同じ2.4mg、Cは81mgといずれも野菜の中ではトップクラスとなっています。
◆酸化防止や目を保護する働きがあるルテイン
ルテインと言えば蕎麦が知られていますが、ケールにも沢山含まれています。抗酸化力が強いだけでなく、外の光に対して青色の光を吸収するほか、光を遮り、細胞の酸化を防ぐ働きがあるとされています。
◆豊富な食物繊維
食物繊維には腸の働きを整え、便通を浴する働きやコレステロールの排出や急激な血糖値の上昇を防ぐ働きなどがあります。
引用:ケール/Kaleの栄養価と効用:旬の野菜百科
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/Kale3.htm
ケールは非常に栄養価が高く、ビタミン類やミネラルなどをバランスよく含んでいます。濃い緑色の葉を持つケールは、まさに現代人に必要な野菜かもしれません。
一日に必要な野菜の摂取量は?
一日必要な摂取量として、350gの野菜を摂る必要があると言われていますが、どの年代においてもその量に達していないといいます。しかも野菜自体に含まれる栄養素の量が減ってきているといわれています。肉食女子といった言葉があるように、肉好きの女性も増えてきました。お肉を食べたらその3倍の野菜を食べなければ体が酸性に傾いてしまうともいうので、一日野菜350gではもしかしたら足りないかもしれません!
ただし野菜ジュースや青汁はあくまでも、臨時バッター。
日々の食生活で副菜の野菜を一日5品を摂るようにすると350gの野菜が摂りやすくなるとはいえ、なかなか難しい。ケールのような栄養素が高いお野菜は、日々の食卓に加えるとぐんと助けてくれそうです。
ケールってどんな味?
青汁が苦いイメージがあるからか、ケールも苦い野菜と思われがち。でも実はこのケール、意外と味にくせがありません。
水菜や春菊と同じ感覚で鍋に入れても美味しいのです。しっかり分厚い葉っぱですが、キャベツのような甘みもあるのでお浸しでもいただけます。茹でると意外とたくさんいただくことができます。お浸しやナムルなどにする場合は、茎を持ってしごくようにすると、茎から葉っぱがきれいにとれます。さっと蒸し煮し千切りにしておけば、お浸し、水煮、サラダなどに使いやすくなります。
スーパーフードのケールもぜひ気負わず料理してみてください。
ケールの食べ方
ケールの葉っぱのおにぎり
さっと湯がいて、水にさらさずにおか揚げし、冷蔵庫にストックしておき酢飯ご飯や、おにぎりなどに海苔代わりに包むと、色鮮やかなケールの葉が元気をくれますよ。
葉っぱを包んで使う場合は、茎の部分は固いので茹でたあとにそいでおくとより食べやすくなります。
おまけ:元気な野菜を選び、日々食べることも重要
ケールを日々の食卓に取り入れることはもちろんよいことですが、日々の野菜選びから丁寧に行うことも大切なことです。
野菜を手にとって、観察してみる。
色が濃く、ツヤがある、自分がコレを食べたら元気になりそうだな・・・と思える野菜を選び購入するくせをつけましょう。愛情かけて農家さんが作っている元気な野菜を購入する。意識して選ぶ。
これを繰り返していると、野菜のパワーに気がつくことが少しずつできるようになっていきます。そして、丹誠込めてつくる農家さんの野菜を購入するその行為は、日本の農家さんの応援になります。そんな小さな応援が、日本の農家さんを元気にしていきます。