なぜお彼岸に「おはぎ」を食べるの?
秋のお彼岸は、秋分の日を中日とする前後3日間と言われています。この時期に昔から「おはぎ」を食べる風習があります。
お彼岸に「おはぎ」を食べるのにはいくつか理由があるようです。小豆は古くから邪気を払う効果のある食べ物で、とても高価で貴重なものでした。その小豆を使った「おはぎ」をお供えすることでご先祖様の供養をしていたようです。
また、お米とあんこを二つ合わせることでご先祖様と「心」と「心」を合わせてご先祖様と共になるという思いがあるそうです。
ちなみにお彼岸は年に2回ありますが、春のお彼岸は、3月のお彼岸の時期に咲く牡丹の花に見立てて【ぼたもち】(牡丹餅)、秋のお彼岸は、9月のお彼岸の時期に咲く萩の花に見立てて【おはぎ】(御萩)と呼びます。
今回は、炊飯器と市販のあんこを使って誰でも簡単にできる、おはぎの作り方をご紹介します。
失敗知らず!簡単おはぎをつくってみよう
<材料>4人分
もち米 1合
市販の小豆(あんこ) 400g
塩 少々
Aきな粉 大さじ4
A砂糖(きび糖) 大さじ3
A塩 少々
<作り方>
①もち米はよく洗って炊飯器に入れ、炊飯器1合の目盛りよりやや少なめの水で通常の炊飯モードで炊きます。
※水に浸さなくても大丈夫です。
②炊いたもち米をボウルに入れ、塩を振ってめんぼうでつぶします。
③粒が残る程度くらいまでつぶすのがポイントです。
④あんこと②のもち米を8等分にして丸めます。
⑤あんこを手でつぶして平らにし、その上にもち米をのせて包んでいきます。
アレンジできな粉をまぶすのもおすすめ。その場合、材料のAを混ぜ合わせたものをまぶしてお召し上がりください。
もち米をつぶす時に、つぶしすぎず粒が残る程度にしておくと、時間がたっても柔らかい食感が楽しめます。しっかりつぶしてしまうと、固くなりすぎてしまうので注意が必要です。もし固くなってしまった場合は電子レンジで軽く温めてください。
炊飯器を使えば、意外と簡単にできてしまう「おはぎ」。今年のお彼岸は手作りおはぎを作ってみてはいかがでしょうか? 子どもたちと一緒に丸めたりするのも楽しいのでぜひ挑戦してみてくださいね。