長時間コトコト煮込んで素材の甘さを引き出した、昆布巻。 昆布も具も口の中でほろりとほどけて、旨味が広がります。 作るのに時間はかかりますが、手をかけて作るだけの美味しさを味わえますよ。
・長時間煮るので、たくさん作って煮るのがおすすめです。 ・鍋の大きさは、できれば全てが1段に並べられるもの、小さくても2段までがおすすめです。 ・根菜やかんぴょうが残ったら、昆布巻と一緒に煮ても美味しくいただけます。 ・かんぴょうは、2回巻いて結んだら、最初と反対の方向から結ぶと、縦結びになりません。 ・醤油を2回に分けて入れることで、味がじっくり染み込みます。 ・2回目の醤油を入れるまでは、ひたひたくらいまで水を足してください。落とし蓋をして煮るのがおすすめです。 ・ししゃも以外にも、さつま揚げやにしん、鮭などでも作れます。
日高昆布はたっぷりの水に一晩浸け、使う前にザルにあげておく。 かんぴょうはぬらした布で拭いておく。
ごぼうは10cmの4つ割にし、水にさらしてザルにあげる。 蓮根とにんじんは1cm角に切る。
まな板に日高昆布を置き、ししゃもを巻いてかんぴょうで巻く。残りの日高昆布でごぼう、蓮根、にんじんを巻いてかんぴょうで巻く。
大きめの鍋に並べ、昆布の浸し汁をかぶるくらいに入れ、中弱火にかけてふたを半切りにし、沸騰直前になったらフツフツする程度に火を弱め、1時間煮る。
日本酒、本みりんと醤油の1/2量を入れて1時間煮る。残りの醤油を入れて1時間煮る。
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fujinoniji 越野美樹
調理師•やさい料理家
惣菜店を約20年経営した調理師で、食品衛生にも詳しい。 現在は講談社コクリコ、Yahoo!ニュース、サンキュstyle、コクリコなど複数社で食関係のコラムやレシピ記事を執筆している。 これまで生み出したレシピは800を超える。 旬野菜のおいしさを生かした大量消費レシピが得意。 お弁当歴14年。 編集プロダクション・出版社で編集経験あり。