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長時間コトコト煮込んで素材の甘さを引き出した、昆布巻。 昆布も具も口の中でほろりとほどけて、旨味が広がります。 作るのに時間はかかりますが、手をかけて作るだけの美味しさを味わえますよ。
・長時間煮るので、たくさん作って煮るのがおすすめです。 ・鍋の大きさは、できれば全てが1段に並べられるもの、小さくても2段までがおすすめです。 ・根菜やかんぴょうが残ったら、昆布巻と一緒に煮ても美味しくいただけます。 ・かんぴょうは、2回巻いて結んだら、最初と反対の方向から結ぶと、縦結びになりません。 ・醤油を2回に分けて入れることで、味がじっくり染み込みます。 ・2回目の醤油を入れるまでは、ひたひたくらいまで水を足してください。落とし蓋をして煮るのがおすすめです。 ・ししゃも以外にも、さつま揚げやにしん、鮭などでも作れます。
日高昆布はたっぷりの水に一晩浸け、使う前にザルにあげておく。 かんぴょうはぬらした布で拭いておく。
ごぼうは10cmの4つ割にし、水にさらしてザルにあげる。 蓮根とにんじんは1cm角に切る。
まな板に日高昆布を置き、ししゃもを巻いてかんぴょうで巻く。残りの日高昆布でごぼう、蓮根、にんじんを巻いてかんぴょうで巻く。
大きめの鍋に並べ、昆布の浸し汁をかぶるくらいに入れ、中弱火にかけてふたを半切りにし、沸騰直前になったらフツフツする程度に火を弱め、1時間煮る。
日本酒、本みりんと醤油の1/2量を入れて1時間煮る。残りの醤油を入れて1時間煮る。
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fujinoniji 越野美樹
1歳より新宿育ち。 大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、結婚後約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。娘の通う学校の事務職をしながら、料理教室&食ライター生活のシングルマザー。 不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。基本調味料で野菜の美味しさを引き出すおうちごはんが得意です。食材と調理法を理解すれば、苦手な野菜も美味しく仕上がるということを伝えたいです。 趣味は美味しいものを食べることとピアノを弾くこと。 学生時代は、お祭り好きの静かな女と言われていました。 料理教室の生徒さんは、みなさんお料理に対する姿勢が変わった、家族が野菜を食べてくれるようになった、レシピを見ただけではわからない火加減や調理法がよくわかって料理の仕上がりが変わった、お腹いっぱい食べても元気に過ごせる、などと口々におっしゃいます。 旬の野菜を自分が食べたいと思う料理に仕上げること、野菜をよく見て切り方や調理法を考えること、素材によって火加減や水加減を調整すること。食材の選び方や、野菜を美味しく仕上げるためのちょっとしたコツなどをお伝えしています。