ランチ、ブランチにぴったりのキッシュのレシピです。 キッシュ(Quiche)とは、フランス・アルザス=ロレーヌ地方発祥の郷土料理の一種で、タルト生地(パート・シュクレ)に、具材とともに塩、胡椒で味付けしたアパレイユを流し込んで焼き上げた料理の事です。その中でも代表的な「キッシュ・ロレーヌ」はベーコンとチーズだけのシンプルなものです。 ★生地から手作りするのは時間も手間がかかりますが、焼きたて生地を使ったサクサク感と香ばしさは、市販のものにはない美味しさがあります。
▶︎今回のポイントはしっかり炒めた玉ねぎをプラスした事です。 ▶︎好みの具材をプラスしても美味しいです。 ▶︎タルト生地は市販のものでもOK。 ▶︎ピモンデスプレッドは粉末の唐辛子で代用可。 ▶︎付け合わせのサラダは好みのサラダでOK。
付け合わせサラダ用のパセリ、ロケットはよく洗い、水気をとっておく。 粉類はふるっておく。 無塩バターは約1cm角に切り、冷蔵庫で冷やしておく。 オーブンの予熱を200℃にしておく。
ボウルにふるっておいた粉類(薄力粉、強力粉)、無塩バター、塩を入れサブラージュする。 *サブラージュとは、粉と塩を合わせたところに小さく切った冷たいバターを入れて両手で擦り合わせること
卵黄、冷水を加え、カードで切るように合わせ、生地をまとめる。
最後は手でまとめ、ラップに包み、冷蔵庫で2~3時間休ませる。
3mm厚さに伸ばし、打ち粉をしていない方を上に22cmのタルト型にしっかりとはめ込む。 *型の角にしっかりとはめるようにする
竹串で余分な生地を落とす。
200℃に予熱したオーブンで30~40分焼く。
燻製ベーコンは1cm厚さの細切りにする。 *燻製が強い周りは取り除く
熱したフライパンにベーコンを入れ、焼き色をつける。
バットにあげ、冷ましておく。
玉ねぎは皮を剥きスライスし、ベーコンの脂がついたフライパンでキャラメル状になるまでしっかり炒める。
途中バターを入れ、さらに炒める。
色がついてきたら水(25cc~)を足し炒める。 *水分で鍋についた旨味を剥がす
キャラメル状になったら、ボウルにあげて冷ましておく。
アパレイユ作り。 ボウルに全卵、卵黄を入れ、ホイッパーで溶きほぐし、ナツメグをおろし金もしくはゼスターグレーターでおろし、塩、胡椒と共に加えて混ぜる。
生クリーム、牛乳、ピモンデスプレッド(唐辛子)を入れ、混ぜ合わせる。
焼き上がった型に具材を順に入れる。 ①炒め玉ねぎ ②炒めベーコン ③エメンタールチーズ ④アパレイユ
200℃に予熱したオーブンで25~35分焼く。
焼き上がったら、周りの型をとる。
粗熱がとれたら、好みの大きさに切り分け、お皿に盛り付ける。
サラダを添える。 *サラダはオリーブオイル、ビネガー、塩、胡椒で和えただけの簡単でさっぱりしたもの
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cuisine & trip
フランス三ツ星店現役のプロの料理人です。 家族や知人に振る舞うちょっと手の込んだ料理や、簡単でパパッとできるファスト料理まで幅広く公開してます。 ジャンルに囚われずに、フランスの食材と戯れたいと思います。