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  • 公開日2024/11/21
  • 更新日2024/11/21

土鍋、蒸籠(せいろ)、篠竹の丸ざる…お迎えしてよかった4つの台所道具|あやかさん【Artistのキッチン名品】

日々料理と向き合う料理家が「本当に使える」と実感したおすすめアイテムを紹介する「Artistのキッチン名品」。今回は、発酵食エキスパートのあやか|発酵×旬野菜さんに、愛用する4つの台所道具をお聞きしました。

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土鍋、蒸籠(せいろ)、篠竹の丸ざる…お迎えしてよかった4つの台所道具|あやかさん【Artistのキッチン名品】

 

日々の暮らしをより豊かに。本当に長く付き合いたい料理道具

旬の野菜と麹調味料を組み合わせたシンプルレシピを発信する、料理家のあやか|発酵×旬野菜さん(以下、あやかさん)。

発酵食エキスパートの資格を持ち、「食卓から心と体が健康で豊かになる人を増やしたい」と、発酵や麹の魅力を発信しています。

そんなあやかさんの好きなもの、それは「器」や「台所用品」。

日々のご飯や暮らしをちょっぴり格上げしてくれる。お部屋にあるだけでご機嫌になれる。長くずっと愛用することができる――。

今回は、そんな基準であやかさんが選んだお気に入りのキッチン名品を4つ、教えていただきました。

 

使い込むほどに味わいが増す「長谷園の土鍋」

長谷園の土鍋

まずは、長谷園(ながたにえん)の土鍋の中でも、ロングセラーを誇る「みそ汁鍋 大」。

創業天保3年の歴史ある伊賀の窯元、長谷園は「作り手は真の使い手であれ」という精神のもと、文明とともに進化するライフスタイルを感じながら、常に時代を見据えたものづくりに専念しています。

そんな長谷園のみそ汁鍋は、あやかさんにとって「日々のご飯を美味しくしてくれる相方」。土鍋で炊くだけで白米がぐんと美味しくなるからというだけでなく、「お気に入りの土鍋で炊く」ということ自体が毎日の楽しみでもあるのだそう。

長谷園の土鍋で作る混ぜご飯

こちらの土鍋は、ご飯だけでなく汁物や鍋料理などにも使えるのも、推せるポイントのひとつ。火を止めたあとの余熱で食材にじっくりと熱を伝え、優しい味に仕上げてくれます。

保温力抜群なので一度あたたまると冷めにくく、そのまま食卓にも出せるのも便利です。

長谷園の土鍋で作るスープ

また、お部屋にあるだけでインテリアになる佇まいの美しさ。

「土感のある触り心地が最高で、くすんだ黄色も本当にかわいいんです」とあやかさん。「使い込むごとに味わい深い色合いになってきて、土鍋を育てながら愛用していくのも楽しみだったりします」。

使い続けるうちに変化する表情を楽しみながら「自分だけの土鍋」に育てていく。そんなことを考えてキッチンに立つと、お料理の時間がいっそう楽しくなりそうですね。

 

使い勝手が良く、生活に欠かせない「篠竹の丸ざる」

篠竹の丸ざる

「使うたびに、そのかわいさにキュンとするんです」と語るのは、篠竹(しのたけ)で編まれた七寸(約20cm)の「丸ざる」。

山野に自生するすず竹(篠竹)を利用した竹細工は、岩手県鳥越地区の特産品。その艶感や色味、質感の美しさに惹かれて購入したんだとか。

篠竹の丸ざるで梅仕事

ざるになじみのない人もいるかもしれませんが、小ぶりな丸ざるは意外と活用の幅が広い道具。

きのこを干して乾燥きのこを作る、梅干しを干すといった手仕事で使うほか、「野菜を置くのはもちろん、ゆでそばを盛ったり、ちょっとしたおやつをのせたり…。ときには気分が上がる器になるのも魅力ですね」とあやかさん。

篠竹の丸ざるをそばの器として

使い勝手がいいだけでなく、意外とお手入れも簡単。洗ってしっかり干すだけでいいので、生活にもすんなりなじみますよ。

 

やる気が出ないときのお守り的存在「かごやの蒸籠(せいろ)」

かごやの蒸籠

「くたくたなときにも料理のハードルをぐっと下げてくれる」と、あやかさんが心から買ってよかったと思っているのが、かごやの「蒸籠(せいろ、18cm2段)」。

かごやの蒸籠でさつまいもを蒸す

疲れてしまって料理のやる気すら出ないときは、蒸籠料理の出番。

「1段目に野菜をたっぷり入れて、塩麹で下味を付けたお肉をのせて。2段目に卵やカマンベールチーズを小皿に入れて蒸すだけで、立派な献立になっちゃう」。

蒸籠を使うだけでちょっと丁寧な暮らしをしてるような気持ちになるんですよね、と笑います。

1段目に野菜をたっぷり入れて、塩麹で下味をしたお肉をのせて。

蒸すだけで食材の美味しさを引き出してくれるし、洗ってしっかり干すだけでいいのでお手入れも簡単。シュウマイも蒸籠で作ると、それだけでなんだか格上げした料理を作った気分にしてくれて、「蒸籠をお迎えすることで、より食生活が豊かに、ふくふくしました」。

いまやあやかさんの日々の食卓のお守りになっている蒸籠。蒸籠初心者さんは、お手軽価格で手に入る杉や竹素材のものがおすすめだそうですよ。

 

麹生活を支えてくれる「ビタントニオのヨーグルトメーカー」

ビタントニオのヨーグルトメーカー

最後は、発酵の伝道師あやかさんならではのアイテム、麹生活に欠かせないビタントニオの「ヨーグルトメーカー」です。

ヨーグルトメーカーを購入したおかげで、麹調味料作りが何倍もラクになったそう。常温発酵だと季節によっては2週間かかることもある麹調味料が、ひと晩で作れるようになりました。

麹調味料作りに大活躍のヨーグルトメーカー

さまざまなヨーグルトメーカーからこちらを選んだ理由は、スタイリッシュな見た目でインテリアとのなじみがよかったのと、機能的にも優秀だったから。幅広い温度設定が可能なため、麹調味料だけでなく、ヨーグルトから低温調味料、温泉卵まで作れます。

「間違いなく、この先も末長くお世話になること間違いなしのアイテムです」。

あやかさんの麹生活を支える、お墨付きのヨーグルトメーカー。麹生活に興味のある方は、こちらもチェックしてみてくださいね。

 

あやか|発酵×旬野菜さん紹介写真
あやか|発酵×旬野菜さん
レシピルーム https://oceans-nadia.com/user/471513
Instagram https://www.instagram.com/ayaka.i_03/

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