これからの寒い季節は、熱いつゆを掛けた「かけそば」が美味しく感じられますね。そばは細く長いことから、延命・長寿を願い、大みそかの夜に年越しそばを食べるという風習もあります。 今回はかけそばのつゆの作り方やそばの茹で方を詳しくご紹介します。シンプルにネギや天かすをトッピングして食べても美味しいですよ。年越しそばとして食べる場合は地域によって具材が異なりますので、お好みでアレンジしてお召し上がりください。
・かつお節は厚削りのものを使うと旨味が強く感じられるので、そばつゆに向いています。スーパーでも買うことができますが、手に入らない場合は一般的な花かつお(薄いかつお節)でもOKです。 ・そばつゆはやや濃いめに仕上げてあります。具材をトッピングして食べるとちょうど良いと思いますが、濃いと感じる場合は水で薄めてください。 ・そばを茹でる際は、吹きこぼれやすいので注意してください。なるべく強い火力で、湯の中でそばが動いている状態を保つようにしてください。 ・茹で上がったそばは、一度しっかりと洗ってぬめりを取り、冷水でしめることでこしが出ます。 ・トッピングはお好みでアレンジしてください。
鍋に水と昆布を入れて30分ほどおく。
【そばつゆを作る】 昆布を入れた鍋を弱めの中火にかけ、沸騰する前に昆布を取り出す。
1にかつお節(厚削りタイプ)を入れて中火にかける。
沸騰したら火を弱め、かつお節が踊るくらいの状態で5~6分煮る。火を止めて、かつお節が自然に沈んだらザルなどで濾す。(しっかりと煮出すことで旨味の強い出汁になります。)
3にA みりん30ml、砂糖30g、醤油100mlを加えて中火で熱し、アルコールを飛ばすように1~2分煮て火を止める。
【そばを茹でる】 鍋にたっぷりの湯をわかし、そば(乾麺もしくは生そば)を入れて箸でほぐしながら、袋の表示通りに茹でる。
茹で上がったらザルにあげ、ぬめりを落とすように流水でもみ洗いする。(茹でたお湯はとっておき、再度そばを入れて10秒ほど温めると一層美味しく食べられます。)
器にそばを盛り付けて、温めたそばつゆをかける。
えび天ぷら(市販)、かまぼこ、長ねぎの小口切り、三つ葉などを盛り付けて、お好みで七味唐辛子をふってお召し上がりください。
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楠みどり
野菜ソムリエプロ・フードコーディネーター・幼児食インストラクター
野菜ソムリエプロ、フードコーディネーター、幼児食インストラクター。レシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングなどの仕事をしています。子どもに伝えていきたい、ほっと和む家庭料理や子どもと一緒に楽しめるおやつを提案しています。今後は親子料理教室や食育活動にも力を注いで行きたいと思っています。 2008年 野菜ソムリエ(中級)取得 2009年 祐成陽子クッキングアートセミナー卒業 2017年 幼児食インストラクター取得