使いやすいのは18~21㎝の蒸籠
蒸籠は、竹などを編んで作られた蒸し料理用の調理道具です。中華蒸籠、和蒸籠がありますが、家庭で使われる「蒸籠」は中華蒸籠が一般的です。
中華蒸籠は2~3段に重ねて使うことができ、一度にたくさんのものを蒸すことができます。一方、和蒸籠は深さがあり、おこわや茶碗蒸しなどを蒸すときに便利です。
材質は竹・杉・檜などがあり、蒸し料理とともに木の香りも楽しみたい方には杉がおすすめです。逆に木の香りが苦手な方は、竹を選ぶとよいでしょう。
手入れのしやすい金属製の蒸籠も販売されており、通販サイトを検索するとたくさんの蒸籠を見ることができます。
サイズ感や実際の材質を見るには、調理道具専門店に足を運び、実物を見てから購入するのがおすすめです。
使いやすいサイズは18~21cm位でしょう。これは小ぶりなフライパンぐらいの大きさです。
野菜は甘みが増し、肉や魚はふっくらジューシーに仕上がる
蒸籠で作る料理の定番は、しゅうまい、蒸し野菜、蒸しパン、おこわなどです。ですが、それ以外にも冷めたご飯を温めたり、茶碗蒸しやプリン作りにも使えます。
蒸籠を使って調理すると
*野菜の甘みが増す*肉や魚の臭みや余分な脂が抜け、ふっくらジューシーな仕上がりになる
*お米を蒸すと風味が引き出され、ふっくらと仕上がる
*蒸籠を重ねて使うことで一度に2~3品作ることができる
などのメリットがあります。
調理するときのポイント
お湯を沸かし、その蒸気で食材を加熱する蒸籠ですが、おいしく仕上げるには食材ごとに注意するポイントがあります。
まず、お湯はたっぷりと、そしてしっかりと沸騰させてから蒸籠をのせます。そして魚、肉、野菜などは強火で旨みを閉じ込めるように蒸し、茶わん蒸しやプリンは「す」が入らないように弱火で蒸しましょう。
蒸籠のお手入れ
蒸籠を長く使うためのお手入れ方法をご紹介します。
使用後は基本的には洗剤を使わずに洗い、しっかりと乾かします。油汚れがつき、気になる場合は洗剤を使っても大丈夫ですが、最後にしっかりと水洗いをしてください。
しっかりと乾燥させ、湿気の少ないところで保管をすることが蒸籠の長持ちさせるポイントです。
コンロに置いてあるだけで、キッチンの雰囲気がぐっとよくなる蒸籠。寒くなってくるこれからの季節が蒸籠の主役! ぜひ、蒸籠でおいしい蒸し料理を作ってみてくださいね。
おすすめ蒸し料理
『鶏肉と栗の中華おこわ]』
『甘酒蒸しパン』