見た目もかわいい!りんごパン
りんごの季節になると作りたくなるのが、りんごのフィリングを包んだりんごパン。せっかくなので、見た目もコロンとかわいくりんごの形にしてみました。フィリングはレンジ調理、中にぎっしり詰めたクリームは実は後入れだから、意外と手軽に作れます。
りんごパンの作り方
【材料(8個分)】
強力粉 160g
薄力粉 40g
A卵 20g
A砂糖 20g
Aドライイースト 3g
水 95~105g
塩 3g
無塩バター 20g
りんご 100g(フィリング用)
砂糖 30g(フィリング用)
無塩バター 5g(フィリング用)
シナモンパウダー 適量(フィリング用)
カスタードクリーム 適量(またはホイップクリーム)
粉砂糖 適量(飾り用)
チョコのお菓子 8本(飾り用)
ハーブ 適量(飾り用)
【作り方】
1.材料を準備する。
・強力粉と薄力粉を合わせる。
・大きめのボウルに合わせた粉類の半量とAを入れる(ボウルA)。卵はイーストから少しはなして入れること。
・小さいボウルに残りの粉類と塩、角切りにした無塩バターを入れる(ボウルB)。
・水は人肌(ぬるいお風呂くらい)に温めておく。
2.生地を混ぜる。
ボウルAのイーストめがけて水を加え、粘りが出てなめらかになるまでヘラで手早く混ぜます。ボウルBを加えてさらに混ぜ、ひとかたまりになったら台に出してこねていきます。3.生地をこねる。
生地を伸ばしたり叩いたりを繰り返します。無塩バターが生地になじむまでは伸ばしを繰り返して、その後は叩きも加えながらこねます。ベタついてデコボコしていた生地が、手にベタつかず表面が滑らかになるまで5~10分程度こねます。
4.一次発酵させる。
生地の表面をぴんと張るようにして丸め、とじ目を下にしてボウルに入れてぴったりとラップをし、2倍の大きさに膨らむまで暖かいところに置きます。発酵時間はオーブンなどの発酵機能を使うと40℃設定で30~40分、暖かい季節の常温なら60分程度で膨らみます。粉をつけた指で押して、戻ってこなければ発酵完了のサインです。
5.フィリングを作る。
生地を発酵させている間にフィリングを準備。りんごは皮をむいていちょう切りに。耐熱ボウルにりんご、砂糖、無塩バター、お好みでシナモンパウダーを入れてラップをし、電子レンジ(600W)で3分加熱します。フィリングが熱いとパン生地がだめになってしまうので、室温程度まで冷ましておきます。8等分にしてキッチンペーパーにのせて余分な水分をのぞきましょう。
6.生地を分割する。
1次発酵が終わったら、台に出して生地を分割します。今回はきれいな丸に仕上げたいので、型に入れて焼きます。マフィン型に入れてちょうどいいサイズになるように、生地は8等分に。
7.生地を寝かせる。
8等分した生地をそれぞれ丸めて、かたく絞った濡れ布巾をかけて10分おきます(ベンチタイム)。
8.フィリングを包む。
生地をひとつ取り出してとじ目を上にして置き、手で円形に広げて1/8量のフィリングを包みます。生地を円形に広げるときは、中央を厚めに、周囲を薄めにすると、フィリングを中央に包めますよ。包み方のコツは、生地を外側から内側中央に4方向からつまみ上げるように寄せ、間のひだを寄せて丸めること。生地をとじる部分に水分が付くと、生地同士がくっつかなくなるので、生地の周りにはフィリングを付けないように注意してください。
9.型に入れて、2次発酵させる。
とじ目を下にしてマフィン型に入れます。型にはグラシンケースを敷くか、薄くオイルを塗っておいてくださいね。乾燥させないように暖かいところで20分~30分、2次発酵させます。
10.焼成する。
180℃に予熱したオーブンで13~15分薄く焼き色がつくまで焼き、網にのせて冷ましておきます。
11.クリームを詰める。
フィリングを包んで焼くと、生地が膨らんでパンの中に空洞ができます。この空洞にクリームを詰めていきましょう。お好みのクリーム(今回はカスタードクリーム)を絞り出し袋か厚手のビニール袋に入れて、角を小さく切り落とします。パンが型から出た境目あたりに菜箸で小さく穴をあけ、絞り出し袋の先を入れてぎゅーっといっぱいになるまでクリームを絞り出しましょう。半分に切ってみると、焼いた後にできた空洞にしっかりクリームが詰まっています。
12.仕上げ。
チョコのお菓子をさして、粉砂糖をふりかけ、ハーブをのせたら完成です!
●詳しいレシピはこちら
『ころんとりんごパン。』
まるでりんごのような見た目がとってもかわいいりんごパン。形がかわいらしいだけでなく、りんごのフィリングとカスタードクリームがぎっしり詰まって、食べごたえたっぷり。子どもたちも喜ぶこと間違いありません。りんごの季節のうちに作ってみてくださいね。
これまでのパン連載はこちら
・栁川さん家のパンのある生活